2月14日のバレンタインが近づきつつある。東京・新宿では国内最大規模のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」(1月29日に終了)が開催され、ゴディバとブラックサンダーは「商機」とばかりにTwitterでじゃれ合っている。お菓子関係の会社はバレンタイン商戦真っ只中に突入している状況だ。

そんななか、幸楽苑がバレンタイン向けの商品を2月1日から発売開始する。そう、あの中華の幸楽苑である。何を売り出すのかと思ったら、なんと「チョコレートらーめん」(税別520円)というから驚きだ。幸楽苑らしくない! 全然らしくない!! 一体どうしたというのか?

・チョコラーメンといえば

私(佐藤)の知り得る限り、チョコレートラーメンといえば麺屋武蔵だ。2009~2018年までロッテとコラボし、ガーナミルクチョコレートを使用したラーメン・つけ麺の販売を行っていた。2019年は1月30日の時点で発表がないのだが、もしかして昨年で10年を迎えたことを機に終了したのだろうか……。


・醤油ベースのラーメン

今年はチョコレートを使用したラーメンが出ることはないのか。そう思っていたところ、幸楽苑が名乗りを上げた。名前もそのままチョコレートらーめん。商品説明には次のようにある。

「定番の醤油らーめんをベースに、カカオオイルを加えコクをプラス。ほんのりとチョコの甘さが溶け出したスープに生姜が合わさった新感覚らーめん!」(幸楽苑公式Twitterより)


麺屋武蔵の味を思い返してみると、チョコレートと味噌の相性はよかった。味噌のコクとチョコの苦味と甘さが相まって、味に奥深さが出ていたように記憶している。幸楽苑は味噌でなく、定番の醤油らーめんをベースにしているとのこと。醤油とチョコは合うのか? さらにカカオオイルを加え、なおかつ生姜も合わさっているというのだが……。


味の想像がつかない……


・中華チェーンのイメージを打破

はたして、美味しいのか? ちなみに幸楽苑は、最近Twitterでの広報活動を積極的に行っており、昨年末は年末年始の全店休業を発表して大きな話題になった。幸楽苑は今回のチョコレートらーめんに限らず、従来の中華料理チェーンのイメージを覆すような斬新なメニューを今後も発表していくのかもしれない。なお、チョコレートらーめんは2月14日までの期間限定発売である。

参照元:幸楽苑、Twitter @kourakuen_pr
執筆:佐藤英典

▼2018年末の全店休業の発表は大きな話題になった