コンビニ界の絶対王者といえば、ご存じ「セブンイレブン」だ。パン、弁当、スイーツ、冷凍食品に至るまで、他のコンビニを常に一歩リードしている印象がある。ファミマもローソンも悪くないが、近所にあったら一番嬉しいのはセブンイレブンではなかろうか? だがしかし……。

個々のメニューにフォーカスすると、ファミマやローソンの方が優れている商品があることもまた事実である。というわけで、超短期シリーズ「コンビニの中華まん全部食う」に、満を持してセブンイレブンが登場だ。絶対王者の中華まんの実力やいかに──。

・7種類を全部食う

2018年12月28日現在、公式ホームページによると、セブンイレブンが販売している中華まんは14種類である。ただし地方限定販売なども多く、今回数軒のセブンイレブンで入手できたのは合計7種類だった。なので正確には「全部食っていない」ことを記述しておきたい。

それでは以下で、セブンイレブンの中華まん全レビューをお届けしよう。「ローソン編」「ファミマ編」をご覧になっていただいてから読んでもらえると、より違いがわかるハズだ。

・第7位: 濃厚ごまあんまん(120円) …… 60点

何度でも言いますが、すみません。あんこは大好物ですが “ごまあん” はそうでもないんです。なのでこの点数。というか、いい加減「関東のあんまん = ごまあん」はやめにしないか? 普通のあんこが食べたい。

・第6位: たっぷりお肉のデミグラまん(150円) …… 65点

商品名までたっぷりかはわからないが、確かに肉を感じるくらいは肉が入っていた。味付けは本格デミグラスソースを連想させたが、中華まんならもう少し甘めの子供っぽい味でも良かったかも。値段もやや高めなので、2度目買うかは迷うところだ。

・第5位: うま辛チーズダッカルビまん(130円) …… 85点

個人的には「チーズダッカルビをアレンジした商品は駄作が多い」と思っているが、これはウマい。たっぷりチーズはもちろんのこと、辛い物が苦手な人にはきついほどの辛さがとてもイイ。流行を取り入れるだけではなく、きっちり仕上げてくるセブンはさすがだ。

・第4位: カレー肉まん(130円) …… 86点

ファミマもローソンもカレーまんは似たり寄ったりだったが、セブンのカレーまんは一味違った。肉が際立ったオリジナリティあふれるカレーまんで、その肉も粗挽きのため食べ応えがある。味付けはスパイシー系なので好みが分かれるところだが、かなりのポテンシャルを感じた。


・第3位: ピザまん(128円) …… 89点

あふれ出すチーズはもとより、具の味つけも良いセブンのピザまん。おそらく、誰もが思い描くピザまんであり外すことはない。ただ、トマトソースのフレッシュ感ではファミマのピザまんに劣る印象で「今までのピザまんの中では最高」といった感じだ。

・第2位: 肉まん(128円) …… 90点

さすがセブン、王道の肉まんもきっちりウマい。肉の粗挽き加減や総合力ではローソンに劣るものの、それでもしっかり満足できる肉まんである。こちらもピザまん同様、安定感は抜群だ。

・第1位: 特製肉まん(180円) …… 95点

価格的にはセブンの中でもっとも高額だが、その価値は十分にある。そもそも普通の肉まんよりも大きいので、コスパは決して悪くない。気になる味は、まず他の中華まんより皮が断然ウマい。ふかふか系ではなく、ムッチリとした密度の高い皮である。

具はなんといってもジューシー。その一言に尽きる。粗挽き肉やタケノコなどももちろんウマいが、ツヤツヤとしたたる具は某中華街を軽く超えた逸品だ。さすが絶対王者セブンイレブンである。

総括すると、セブンはどの中華まんも総じてクオリティが高い。ローソンの肉まん、ファミマのピザまんのような絶対エースはいないものの、逆に言えば「何を食べてもほぼハズレなし」と言えるだろう。これぞセブンクオリティだ。

また、あえて順位はつけたものの、2位から5位まではほぼ同等と思っていただいて構わない。それくらいどの中華まんもレベルが高かった。さあ、次回はいよいよ「コンビニの中華まん全部食う」も総集編をお届けする予定だ。ところで……ミニストップはどうすべきか。

参考リンク:セブンイレブン
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

ローソン編はこちら。

ファミマ編はこちらをどうぞ。

▼さて、ミニストップ編はあるのか……?