最近では秋冬シーズンのみならず、ほぼ1年中販売されているコンビニの中華まん。パンとは違い常にホカホカの状態でいただけるから「冬場は中華まんばっかり食べている」という人も多いことだろう。
もはやコンビニグルメは、逆にまずい商品を探す方が難しいほどクオリティが高く、当然ながら中華まんもほぼ全てがウマい。とはいえ、その中でも「傑作」や「コスパの優劣」はあるハズ……。というわけで、今回はローソンの中華まんを全部食べてみたのでご報告したい。
・8種類を全部食う
2018年12月26日現在、ローソンで販売されている中華まんは全8種類である。中華まんは期間限定商品が多いジャンルなので、中には今後店頭から消える商品も出てくることだろう。なので、気になる中華まんがあったら早めに食べてみて欲しい。
さて、8種類の中華まんを購入して食べてみたところ、それぞれに特徴があった。中でも「これはスゴイ」と唸らされる中華まんもあったので、ランキング形式でお伝えしよう。なお辛口な点数もあるが、あくまで個人の味覚と思って眺めていただければ幸いだ。
・8位: 海老明太チーズまん(240円) …… 50点
海老とチーズと明太子──。女子ウケを狙いに行く気満々の中華まんだが、残念ながらイマイチと言わざるを得ない。明太子の辛味は好印象だが、海老と明太子のダブル海産物が発しているわずかな生臭さが気になった。しかも8つの中で2番目に高い240円という価格もマイナスポイントだ。
・7位: ごまあんまん(120円) …… 60点
これはごめんなさい。あんまんは好きなんですけど “ごまあん” は好きじゃないんです。なのでこの順位。値段も手頃なので好きな人はイイと思う。
・6位: チーズまん(160円) …… 65点
Kiriのクリーズチーズを使用したチーズまん。クリームチーズの豊潤な風味となめらかな口当たりはイイが、いかんせん単品だと物足りない。来年以降はプラス10円か20円でもいいから「はちみつ」か「メープルシロップ」を付けるべきだ。もしくは中に入れるとか。そうすればたぶん売れる。
・5位: チーズカレーまん(130円) …… 70点
定番といえば定番だが、そこまでチーズが活きていない印象だ。食べたときに「イマイチ」とは思わないが「ウマ!」とも思えない記者泣かせのクオリティ。わざわざ買いには行かないが、小腹が減ってカレー気分だったら買ってもいいかな?
・4位: 極上肉まん(180円) …… 80点
干ししいたけの旨味とクワイのシャキシャキ感、そしてちょっと大きめにカットされたタケノコの歯触りがとてもイイ。通常の肉まんと比べても1周り大きいので、そう高くも感じないハズだ。とても優秀。
・3位: フカヒレ入り贅沢海鮮肉まん(280円) …… 85点
8種類の中でもっとも価格は高いが、食べた瞬間に「いい材料使っとるな」とわかる。スープがあふれ出してくるほどジューシーで、商品名通りの贅沢気分が味わえた。たぶん、どこぞやの中華街で食べる海鮮系肉まんよりもよっぽどコスパはいいと思う。
・2位: ピザまん(130円) …… 90点
しっかりした味付けが特徴的なピザまん。言い換えるなら “濃いピザまん” といったところだろうか。流行りのとろーり系チーズではないものの、しっかりとチーズの風味は感じられる。みんなが想像する「おいしいピザまん」の期待を裏切らない。
・1位: ジューシー肉まん(130円) …… 100点
何がスゴイかって、ローソンの肉まんの豚肉はマジで粗挽きなのだ。豚肉のシャキシャキとした触感が最高で、しかもそれがゴロゴロ入っているんだからたまらない。確かに4位の極上肉まんの方がより本格派の味わいであるが、コンビニの肉まんはコレくらいでいいのだ。
さらに130円であることを考えれば「コンビニ肉まんの最終系」と言っても過言ではない。定番メニューをこの価格でこのクオリティにまで高めたローソンの企業努力は素直にスゴイと思う。あっぱれ、ジューシー肉まん。あっぱれ、ローソン。
というわけで、個人的に断トツでウマいと感じたのは「ジューシー肉まん」であった。他の中華まんももちろん美味しいが「どれにしようかな~」なんて迷ったら、ジューシー肉まんを選んで間違いない。なんならジューシー肉まん2個でもイイ。それくらい圧倒的だ。
やや評価にバラつきはあるが、どれも忖度なし、記者の超正直な感想である。なお「セブンの中華まん全部食う」と「ファミマの中華まん全部食う」は近日公開予定だ。そして最終的には「コンビニの全中華まんランキング」をお届けするぞ。どうぞお楽しみに。
参考リンク:ローソン
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
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