日本の大手自動車メーカー「日産自動車株式会社」に驚くべき事態が発生した。代表取締役会長のカルロス・ゴーン氏が金融商品取引法違反の疑いで逮捕されたのである。このことについて日産は、「当社代表取締役会長らによる重大な不正行為について」として、公式の発表を行っている。

・日産の発表

「内部通報を受けて、数カ月間にわたり、当社代表取締役会長カルロス・ゴーン及び代表取締役グレッグ・ケリーを巡る不正行為について内部調査を行ってまいりました。その結果、両名は、開示されるカルロス・ゴーンの報酬額を少なくするため、長年にわたり、実際の報酬額よりも減額した金額を有価証券報告書に記載していたことが判明いたしました」(日産自動車の発表より)


同社は、検察当局に全面的に協力すると共に、ゴーン氏とケリー氏の職を解くことを検討している。日産と言えば日本を代表する自動車メーカーであり、世界の自動車市場にも多大なる影響を与えている。古くから日産車を愛用している人も多く、日本列島が激震しているといっても過言ではないだろう。


・今後どうなるのか?

今回の事態についてネット上では、「これからも応援していきたい」というエールがある一方で、「見損なった」という厳しい意見も少なくない。日産の顔役として長年、社をけん引してきたゴーン氏の逮捕は、株価だけでなくメーカーのイメージにも影響を与えることになるだろう。

これから日産はどうなっていくのか? 気になるところである。

参照元:Twitter @NissanJP日産自動車ニュースルームNHKニュース
執筆:佐藤英典