1989年1月8日からスタートした「平成」は、2019年4月30日に今上天皇の退位により終了する予定である。新元号が発表されていないからまだ実感がわかないが、予定通りであれば30年続いた「平成」が間もなく……もう間もなく終わってしまうのだ。

そこで今回は、平成が終わる前に絶対に食べておくべき “まんじゅう” その名も『ありがとう平成まんじゅう』を紹介したい。箱の中には「平成の流行語しおり」が1枚入っていて、まんじゅうを食べながら平成を振り返ることができるそうだ……気になったので買ってみたゾ!

・羽田空港の売店で発見

『ありがとう平成まんじゅう』を発見したのは、羽田空港第1ターミナル内のお土産ショップ「BLUE SKY(ブルースカイ)」。お店に用事はなかったが “平成” の2文字に引き寄せられるように売店へ。そして、まんじゅうを買う予定もなかったのだがレジへ……。

──といった感じで、ほぼ無意識的に『ありがとう平成まんじゅう(12個入り800円)』を購入していた。青春時代のほとんどが詰まっている “平成” に対する感謝の気持ちなのか……ああ、本当に平成は終わってしまうんだな~。

・流行語しおり

パッケージには、平成についての説明もアリ。平成には「国の内外、天地とも平和が達成される」という意味があるそうだ。素敵だ、あまりにも素敵だ。元号には、そんなにも素晴らしい意味が込められていたのか。ちなみに「平成」「修文」「正化」の3候補から「平成」が選ばれたらしいぞ。

さて、気になるのは「平成の流行語しおり」だ。さっそく箱の中身を確認してみると……おおおっ、12個ズラッと並ぶまんじゅうの上に平成10年(1998年)の「流行語しおり」を発見! そこに書いてあったメッセージは……!


なんと……



強すぎる……ハマの大魔神


・平成10年(1998年)

そうか、平成10年は、横浜ベイスターズが38年ぶりの日本一になった年だ。マシンガン打線と「ハマの大魔神」こと佐々木主浩投手が大活躍したあの年……! 長年、ベイスターズを応援している筆者としては、たしかに「ありがとう平成10年」である!

また、あの年は甲子園決勝でノーヒットノーランを達成した横浜高校の松坂投手、サッカーW杯フランス大会に初出場した日本代表も印象深い。となると、個人的な話で恐縮だが、予備校の静かな自習室で信じられないほどデカい屁を放ってしまったアノ日も平成10年になるのか……。

・1口でパクリ

それはさておき、まんじゅうの味もなかなか。お土産でもらって嬉しい美味しさだ。薄くて柔らかい皮の中に、しっとりしたこし餡がたっぷり入っている。パクッと1口で食べられるサイズ感なので、職場などでパパッと配る系のお土産として最適かもしれない。

いずれにしても「流行語しおり」を眺めながら、当時を懐かしんで食べるまんじゅうの味は格別だ。思い出話に花が咲く『ありがとう平成まんじゅう』は、30年続いた平成時代の味がするので、機会があればぜひ買って食べてみてくれよな! 

参考リンク:BLUE SKY 羽田空港
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

▼「流行語しおり」を眺めながら思い出話をしよう