突然だが、あなたには “心の中の前田日明” が雄叫びを上げる瞬間ってないだろうか? 「どんな瞬間なのかさっぱりわかりません!」という読者のために説明すると、「ゴチャゴチャ言わんとやったらええんや!」的な気分というか、つまるところ「とにかく行動じゃボケ」的なモードの時である。
つい先日、私はそんな気分に襲われた。Wikipedia(ウィキペディア)の寄付依頼メールに対して、「激しく寄付を求めすぎ」とか、「錯乱したような催促メール」などとゴチャゴチャ言っているだけの自分が恥ずかしくなり、実際に行動(寄付)しようという気持ちになったのだ。行動を起こした後、あれほど速攻でゴチャゴチャ言うことになろうとは知らずに……。
何があったのかを簡単に説明したい。先日私の元に届いたWikipediaからの寄付依頼メールに関してなのだが……
そのメールの下部にあった「新たなに寄付する¥300」というデカデカとしたアイコンリンクを、私はクリックした。「やったる(寄付する)ぞ!」という強い覚悟を込めて。ところが! 寄付ページへ飛び……
よく見ると……!
“寄付は500円から” 的な感じになっていたのである!!
メールでは300円だったのにだ!
「200円分増えとるやないか!!」
——と思わず声に出たのは言うでもない。さらに! 何かおかしいと思い、私が去年寄付したページと比べた瞬間……!
「やっぱり200円分増えとるやないか!!」
——と叫んでしまったのである。去年の寄付ページで “300円のアイコン” が鎮座していた位置に、今年は “500円のアイコン” がポジショニングしていたからだ。ちなみに、『その他』の欄を利用すれば、今年も300円の寄付は可能である。にもかかわらず! 私は……
「500円からとなっております的な空気何やねん!」
「200円ナメんな!」
「コンビニのアイスコーヒー2つ分やぞ!!」
——などと、たった200円の差で散々ゴチャゴチャ言ってしまったのだ。
なお、上のように私がゴチャゴチャ言い出したのと同時に、“心の中の前田日明” が見るも無残にリングに沈んでいたのは言うまでもない。「やったる(寄付する)ぞ!」とリングインしてから、およそ1分ほどの間に起きたKO劇であった……。
Report:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼100円だけ寄付しようとすると「少なくとも112 JPYのご寄付が必要です」的な表示が出たので、寄付は1ドル以上からのようだ