「Have a break, Have a KitKat」のキャッチコピーでお馴染みのキットカット。その歴史は意外と古く、ネスレの『キットカットヒストリー』によれば1935年にイギリスで誕生したそうだ。日本では当初、不二家から発売されていたが、現在ではネスレ日本がライセンスを得て製造する大定番チョコ菓子である。
キットカットといえば、ただでさえ “やや高級感のあるチョコレート” だが、今回は庶民の度肝を抜く最高級キットカットをご紹介したい。お値段なんと1本500円! それが史上初のトッピング型キットカット『モレゾン』である。
・キットカット専門店
目玉が飛び出るほどお高いキットカット『モレゾン』を発見したのは「キットカットショコラトリー 銀座本店」だ。2017年にオープンした同店は、ここでしか手に入らないキットカットをふんだんに取り揃えたキットカット専門店である。
高級感あふれる店内にズラリと並ぶキットカットは、パッケージの時点でセレブ感がダダ洩れしていた。正直、1本300円のキットカットが目に入った時点で「庶民はお呼びじゃないな」と心が折れそうになったので、ハートの弱い人は入店を避けた方がいいかもしれない。
・手仕上げのキットカット
それはさておき、数ある高級キットカットの中でも群を抜いてお高いのが今回ご紹介する『モレゾン』である。キットカットにクラッシュアーモンドやクランベリーをトッピングした一品で、なんと職人さんにより “手仕上げ” されているというから驚きだ。
1本500円のキットカット……! 税込み価格540円……!! ドラッグストアで売ってるお得タイプなら2袋買えることだってあるぜ……? というか、500円あれば普通にランチが食える……! 果たしてモレゾンはどんな味がするのか? 一生に一度だけ試してみるしかあるまい……!
というわけで、震える手で『モレゾン』と『モレゾン抹茶』の2商品を購入。当然ながらお会計は2本で1000円オーバーだ。来い、モレゾン……! 1本500円の実力を俺に見せてみろ……!! 持ち帰り実食してみると……!
うむ、チョコだ。というか、キットカットだ──。アーモンドやクランベリーは確かに美味しいが、キットカットはキットカットである。抹茶の方は小豆がトッピングされており、チョコに練り込まれた抹茶の風味も大変おいしゅうございます。ただ……キットカットはキットカットである。
・庶民舌にはわからない
おそらくこれは記者が “庶民舌” だったことが原因で、ベースに使用されている「クーベルチュールチョコレート」とノーマルキットカットの違いもよくわからなかった。逆に言えば「ノーマルタイプのキットカットもそれだけハイクオリティ」ということなのだろう。
とはいえ、普段はなかなかお目にかかれないゴージャスなキットカットだから、贈答品などには重宝するハズだ。ネットでも購入できるので「チョコレートにはうるさい」もしくは「珍しいおみやげを探している」という人は、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。
参考リンク:キットカットショコラトリー、キットカットヒストリー
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼高級感がエゲつない。