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【100均検証】ダイソーの100円『スタンド扇風機 スクエアタイプ』に指を突っ込んだら、まるで生き物のように死んでいった

2018年6月17日

「オジギソウ」という植物をご存知だろうか。チョコンと触ると葉っぱが閉じて、まるでおじぎをしているように見える植物のことだ。しかし、おもしろがって触りまくっていると、そのうち動きが鈍くなるのだとか。なにごともほどほどが肝心。

今回の100均検証は、そんなオジギソウのような商品をご紹介したい。モノは『スタンド扇風機 スクエアタイプ』で、価格は100円。「また扇風機かよ!」と思うなかれ、なんとこの扇風機のハネは……あの伝説の扇風機と同じハネなのである!!

あの伝説の扇風機とは、チョコンとハネを触ったらブッ飛んで、なぜかガタガタと震えながら踊りだした「オドリソウ」ならぬ「オドリ扇風機」のこと。覚えている人も多いだろう。


そのハネは柔らかく……

ある意味では「葉っぱ」みたいな感触だ。

今回の扇風機は、外観こそ洗練されたデザインなのだが、電池式という点は先述の扇風機と共通している。しかし以前は単3電池2本だったが、今回は単4電池3本。狙いはどっちだ。長持ちか? それともパワー? その答えは、スイッチONしたら……

すぐにわかった!!


なんという風量……!!


これはある意味、いつぞやか報じた『USBスタンドファン(風車型)』よりも強力かも。そのくらいのシャープ&ストロングな風力である。

さらに、恒例行事となった「指つっこみ」にも……

耐えてしまう……!!

何度やっても……

耐えてしまう!

何度やっても何度やっても……

耐えてしまう!!!!

少し残念に思うと同時に、このタフさ、嫌いじゃない。いいや、むしろ……好きっ……。好きな言葉「タフすぎてそんはない」を地で行くタフさをマジマジと見せつけられた私は、ソッコーでこの『スタンド扇風機 スクエアタイプ』の……


ファンになった。


それはどうでもいいとして、「風力抜群」「コンパクト」「洗練されたデザイン」そして「タフ」ときたら、もうこれ最高じゃん! これ一択じゃん!! ……と、ひとり部屋で大絶賛していたのだが……

気づいたら、止まっていた。

電池かな?と思い、新品の電池に交換しても……

動かない。

もしや……壊れた……!? と、ハラハラしていた次の瞬間!!

動き出した……。

なんだったんだろう。よくわからないけど、動くなら、まあいいか……と思っていた次の瞬間!!

また止まっていた。

もしや……壊れた……!? と、ハラハラしながら本体をいじくっていた次の瞬間!!

回り始めた……。

それも、最初はゆっくり。徐々に徐々に回転スピードをあげていき、徐々にMAXになるような、そんな回転だった。もしかして、疲れちゃったのかな?

会社に持っていっても、調子の悪さは直らなかった。スイッチをONにしても、すぐには回転しない。1分ほど待つと、やっと「プルプル……」と力なく回転し始めるのだが、当初の「強風」には程遠い。なんというか、「老化した」という感じだ。

しかし、ふと気づけば、また回転が止まっている。バイクエンジンのキックスタートをするがごとく、回転補助をすれば「ぷるぷる……」と回転し始めるが、もはや空前の灯火といった感じで、風よりも「寿命」の2文字が漂っていた。そして……

ついに動かなくなった。電池交換しても、何しても動かなくなった。電池がチンチンに熱くなっていることから察するに、モーターが壊れてしまったと推測される。平たく言えば、壊れたのだ。まるで生き物のように、息絶えた。開封後4時間の命だった。

おそらく私がおもしろがってハネを触りまくっていたから、動きが鈍くなった……どころか、死んでしまったのであろう。とても悪いことをした。「本当に申し訳なかった」と、深くお辞儀をして謝りたい。オジギソウのように。

参考リンク:TBSラジオ「全国こども電話相談室・リアル!」
Report:100均研究家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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