カプセルホテルは、とことん寝ることに集中できる宿泊施設だ。サウナや大浴場でしっかりと汗を流せる上に、カプセルルーム内では基本的に寝ること以外やることはない。なので、終電時間に関係なく、疲れがたまっている時に利用するのも実はオススメだったりする。
たとえば、ほぼ眠らない街・渋谷にある『カプセルホテル渋谷』を利用すれば、翌朝の仕事ギリギリまで爆睡 & 24時間入浴可能なので、朝風呂でスッキリしてから出発することも可能だ。立地が最高のカプセルホテルは覚えておいて損はナシ。さっそく詳しく紹介しよう。
・ハチ公口から徒歩約10分
JR渋谷駅ハチ公口から徒歩7~8分、道玄坂通りの坂道を上りきった「道玄坂交番前」交差点の角に『カプセルホテル渋谷』はある。予約なしで1泊4500円から、筆者の場合は前日ネット予約で3600円だった。男性専用でチェックインは12時から、最長23時間利用可能である。
ちなみに宿泊以外にも、24時間OKの「入浴コース」や、8時~20時の「フリーコース」もあるので、渋谷で朝まで飲んだ後に利用するのもアリ。始発を待たずに「入浴コース」で入館し、風呂に入ってリクライニングチェアで一眠りすれば、疲れもよく取れるだろう。
・昼の温泉が最高
それはさておき、筆者は夕方から都内で用事があったため14時にチェックイン。荷物をロッカーに入れる流れで、さっそく大浴場へ。この「受付からの大浴場」はカプセルホテルの定番で、昼でも時間に余裕があれば「一風呂浴びたいタイミング」でチェックインしたい。
そして大浴場エリアには「炭酸カルシウム成分」の人工温泉とサウナ、水風呂がある。タイミングよく大浴場を1人占めできたので、サウナと水風呂の往復を無限に繰り返し、気分的には信じられないほど健康体になることができた。昼に温泉を1人占めできる穴場スポットかもしれない。
温泉は大満足だったが、館内着の短パンがやけに小さいのが気になる……おいおい、ほぼトランクスだぞこれ。まだ昼だったので確認できなかったが、夜はオッサン全員トランクス姿で統一されるのだろうか。なんというか、高校に入学して「体育着のデザイン」に絶望した時と同じ気分である。
・エレベーターは1基
もう1点、気になったのは「エレベーターが1基しかない」こと。2階「コインランドリー」3階「大浴場」4階「休憩室」間は外階段を使えるので問題ないが、カプセルルームは5階~10階で、日中も清掃員の方が使用するためビミョ~に待ち時間が長かった。時間帯によってはさらに混雑するかもしれない。
ただ、温泉・サウナ・無料Wi−Fiやコインランドリー付きで、渋谷で安く泊まれるなら館内着の短パンやエレベーターの待ち時間など無問題だろう。繁華街にあるため、客層が悪いことや騒がしいことを不安に思っている方もいるかもだが、全くノープロブレムだったぞ。
・朝食サービスもあり
夜中に確認したカプセル内もいたって普通。広さも布団の感じもイメージ通りの「ザ・カプセルホテル」であった。ふたたび温泉で体をポカポカに温めてから布団に入ったので、一瞬で夢の中へ。他人のいびきが気になる場合に備えて、耳栓を用意しておくと安心して眠れるだろう。
また筆者は利用しなかったが、朝7時より朝食ロールパン & コーヒーサービスもあるとのこと。朝風呂からの朝食で、シャキッと目を覚ますことができるハズだ。ほか、ホテル目の前に松屋があるのも微妙に嬉しい。総合的にかなり使えるホテルだったので、男性はぜひ覚えておいてくれ!
・今回ご紹介した宿泊施設の詳細データ
店名 カプセルホテル渋谷
住所 東京都渋谷区道玄坂1-19-14
時間 12:00〜11:00(入浴は24時間利用可能)
休日 無休
参考リンク:カプセルホテル渋谷
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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▼カップラーメンもフロントで販売している
▼自販機もある
▼カプセル内でスマホの充電可能だ
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