ロケットニュース24

【激白】ソシャゲの闇『モンスト離婚』の実態に迫る → 告発者「夫は月に40万円課金していました」

2018年3月13日

日本では7割以上の世帯に普及しているとされるスマートフォン。「スマホ依存」や「スマホ歩き」が社会問題化しつつあることはさておいて、多くの人にとってスマホが生活に欠かせない必需品であることは間違いないだろう。

スマホの普及に伴い様々なことが便利になる中、“ソシャゲ” と呼ばれるソーシャルゲームもグッと身近になった。記者自身もスマホでゲームを楽しんでいるが、のめり込みすぎには注意した方がいいかもしれない。なぜならソシャゲが原因で離婚に至る可能性もあるからだ──。

・ソシャゲで離婚の危機

かつてファミコンやプレイステーションを夢中でプレイしていた人たちの中には、いつの間にかゲームから離れてしまった人も多いのではなかろうか? かく言う記者もその1人で、あれほど熱中したテレビゲームを10年以上はほぼプレイしていなかった。

しかしスマホで手軽にゲームを楽しめるようになってからは複数のゲームをプレイしたし、現在でも2つのタイトルを楽しんでいる。おそらく「スマホでゲームをやっている」という人はかなりの数に上るハズだ。

ただし、冒頭でもお伝えした通りハマりすぎには注意した方がいい。なぜなら今回話を聞かせてくれたAさん(女性・30代前半)のように、離婚の危機にまで発展してしまう可能性があるからである。


──まずは家族構成を教えてください。

「旦那は私より3歳年上で、中学校入学を控えた娘が1人います。つまり3人家族です」

──なるほど、旦那さんがソシャゲに課金しているとのことですが、ゲームはなんでしょうか?

「いまはモンスターストライクですね。旦那の課金は6年ほど前から始まっていて、グリー、トレーディングカードゲーム、パズドラ……とこれまで多くのゲームに課金してきました」

──ふむふむ。

「旦那は基本的に無趣味で、ゲーム以外でお金を使うことがほとんどありません。なので最初は月に1~2万円ならいいかなと思っていたんです」

──それくらいなら許容範囲かもしれませんね。

「ただ、それこそ6年ほど前、初めて月10万円課金していたときは大ゲンカになりました。旦那はシラを切っていましたが、クレジットカードの明細が来るので間違いがないんですね。問い詰めたら結局は白状しました」

──失礼ですが、旦那さんはおこづかい制なのでしょうか?

「旦那には毎日食費込みで1000円渡しています。なので、おこづかい制とは言えないかもしれませんね。あとは飲み会や欲しいものがあった際、申告してくれればその都度お金を渡しています」





──それにプラスでクレジットカードですか?

「今は現金だけですね。というのも、あまりに課金がかさみ旦那のクレジットカードは常に40万円ほどの支払いがあるんです。リボ払いにしているので毎月1~2万円、つまり利子くらいしか支払えていない状態です」

──うーん、きついですね。では今はどうやって課金しているのでしょうか?

「私のカードからです。これは謎なんですが、寝ている間なのかお風呂に入っている間なのか、私のクレジット情報を抜き取ってそこから課金しているんです」

──うわー、そこまでされると防ぎようがないですね。では月額のおこづかい制にして、その中から自由に使ってもらえばいいんではないでしょうか?

「その提案はしました。だけど “俺はだらしがないから管理してくれ” と言うんです。月額のおこづかいを渡してさらにクレジットカードで課金されては元も子もないので、今は毎日1000円プラスアルファですね」

──わかりました。では旦那さんは平均で毎月いくらくらい課金しているのでしょうか?

「周期があるので難しいんですが、少なくても2万円くらいかな……? 平均だと6万円~8万円くらい? 最高は月40万円ってこともありました」

──40万円! それはヤバいですね!!

「40万円のときはヒドかったですね。これまでと桁が違うので明細を見てビックリしました」


なんと月に40万円もの課金をしていたという旦那さん。そのとき起きた修羅場とは? そしてAさんが離婚宣告を突き付けたとき、旦那さんは何と答えたのか? 気になる続きは2ページ目へ急げ!

参照元:総務省「データ主導経済と社会変革」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

【激白】ソシャゲの闇『モンスト離婚』の実態に迫る → 告発者「夫は月に40万円課金していました」(2ページ)

──40万円課金って……修羅場ですよね……?

「そうですね。ただ最初旦那はしらばっくれていたんです。“5万くらいじゃない?” って。たぶん旦那も相当ヤバいと思ったんでしょうね」

──そりゃヤバいと思いますよ。

「あまりにも認めないからこう言ったんです、“あなたを信じる。でも請求書はきている。もしかしたら詐欺かもしれない。だから一緒に警察に行こう” って。そしたら “すみませんでした” って白状しましたね」

──グハッ。言い方は悪いかもしれませんが、奥さんもなかなかキツい攻め方をしますね。というかそのときの明細書やべえ!





「ビックリしませんか? 旦那は毎回、最初はシラを切るんです。そんなに使ってない、1~2万円だって。でも実際には6万、8万の請求が来ることがザラにあります。元々の性格もあるかもしれませんが、こんなことが何年も続いたらキツくもなりますよ」

──何も言えねえ……。でも旦那さんの気持ちが少しはわかる気がします。きっと旦那さんはゲーム内で頼りにされていて、簡単に言うとモンストプレイ中はイキイキしているんではないでしょうか?

「そうかもしれませんが、こっちから見ると旦那はスマホに夢中なだけでイキイキしているかはわかりません。ただオフ会には参加してましたね。そこで知り合った人とLINEでやり取りもしてるみたいです」

──それだけ課金しているということは、おそらくゲーム内でもかなり頼りにされているんだと思いますよ。

「そういえば娘から聞いたんですが、私が外出しているときはイヤホンマイクで会話しながらゲームしてるみたいです。私の前では絶対にしないですけどね」

──それウケますね。話は戻りますが、40万課金されたら家計には相当なダメージですよね?

「それはそうです。深刻です。ただ、旦那はサラリーマンではなく1人で建設業をしているんです。そのときはたまたま少しだけお金に余裕があったタイミングだったので、何とか乗り切れました」

──そうでしたか。自営業なら稼ぎも多いのではないでしょうか? それなら課金もある程度は……。

「もちろん、一般的なサラリーマンよりいい時もあります。だけどゼロの可能性もあります。半年ほど前、“1月からの仕事の予定が全てなくなった” と言われたときは茫然としました。その月も課金していたので当然大ゲンカですよね」

──な、なるほど……。ちなみにAさんはお仕事されているんでしょうか?

「しています。娘と2人でならやっていけるくらいの稼ぎはあります。なので離婚自体は怖くありません。数カ月前に課金で大ゲンカしたときは、“今度課金したら離婚する” と宣告しました」





──旦那さんは何と仰ってましたか?

「それは勘弁してくれと。あと “俺はバカなんだ、病気なんだ” とも言ってましたね。病気なら病気でいいので病院に行って欲しいです」

──それからは課金していないのですか?

「していないですね。課金がなくなるとこんなにもクレジットカード払いが少なくなるのかと驚きました」

──とりあえずは良かったじゃないですか。

「ただ何日か前に、“数カ月ぶりに2万円ほど課金してしまった。離婚は勘弁してくれ” と自己申告がありました。それは許します。ただこれがまた実際は6万とかなら離婚しますけどね」

──うーむ、本人が課金やゲームをやめたいと思っているなら、病院がいいのかもしれないな。

「ですね。先ほども言いましたが、彼は無趣味でゲーム以外にお金を使うことがほとんどありません。娘のことも可愛がってくれますし、家族のために一生懸命仕事してくれていることもわかっています。だけど……」

──だけど?

「娘には好きな高校に行かせてあげたいですし、お金の会話で家庭内がギスギスすることにはもう耐えられません。旦那は内向的で私は社交的な性格なので、私の方が外食する機会が多いこともわかっています。でも毎月いくら来るかわからない請求に怯えることに疲れてしまいました」

──な、なんか思ったより深刻でした……。

「一緒に出かけてもゲームをしている間は口も利きませんし、イベントの時間までに帰りたくて仕方ないんです。お腹が痛いフリをしてトイレに立てこもることもしょっちゅうです」

──それは寂しいですね。

「そんなにゲームがしたくて課金もしたいなら離婚して実家に帰れば? とも言いました。そしたら旦那は “そういうことではない” と言っていました。どういうことなんですかね?」

──ど、どういうことなんでしょ? でも旦那さんは今の奥さんも娘さんもいる環境の中でゲームを楽しみたい、ということではないでしょうか?

「そうかもしれませんが、旦那には生きがいを見つけて欲しいんです、それがモンストなら仕方ありませんが、せいぜい許せるのは月に1~2万です。というか、リボ払いの40万も片づけなきゃいけないのに……。次に無断で何万も課金したら、私は本当に離婚するつもりです


……以上である。個人的に課金自体を否定するつもりはないが、家計にダメージを与えるほどの課金は考えものだと感じた。またAさんが言っていたように、話題がお金の話ばかりだと家庭内の空気も悪くなるハズだ。

ともあれ、これほどスマホやインターネットが普及した現代において「ソシャゲ」は離婚の原因の一つになり得るのだろう。取り返しのつかない状況になってからでは遅いから、身に覚えがある人はくれぐれもご注意いただきたい。

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼ちなみにこれが × 3枚ありました……。エゲツない。

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