歴史的な寒波の影響で大雪に見舞われている福井県。以前の記事で街の様子をお伝えしたが、全てが真っ白に塗りつぶされている様子はまるで氷河期のようだった。

家の外に出るのも難しい福井県民が今一番欲しいものは何なのか? 福井県在住の30代男性・Y氏に聞いてみた。

・シャレにならない大雪

2018年2月6日には、国道8号線で車1000台が立ち往生するなどが報じられた福井県。実は、Y氏も2月6日の夜は帰れずに健康ランドに泊まったらしい。

Y氏いわく、2月8日現在も厳しい状況であることには変わりないようだ。そんなY氏に前述の「今一番欲しいもの」を聞いたところ、以下のような回答が返ってきた。

Y氏「ガソリンですね」

──ガソリンって自家用車のガソリンが足りないということですか?

Y氏「車だけじゃなく、除雪するのにガソリンを使うんですよ。除雪機も燃料がないと動かない。なので、物資じゃなければ陽射しが1番欲しいところです」


──とのことだった。福井県には自衛隊も派遣されているが、除雪作業はまだまだ思うように進んでいない様子。最後に、Y氏は「リアルに言うと『もう降らない』っていう安心が1番欲しい」とこぼした。

なお、気象庁の週間天気予報を見てみると、11日、12日、13日に雪マークがついている。再び豪雪にならないことを願うばかりである。

参照元:気象庁
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼寒波で流氷なみの氷が流れる福井県の川