時々、「怪我をした動物が元気になるまで、面倒を見て自然に帰してあげた」という話を聞くことがある。立派な行動と優しい心に感動するものだが、ある女性は家にあった即席の物で「ちぎれたチョウの羽」を修復してしまったという。
そんな器用なことが出来る人物なんて一体何者……。そして、何を使ってチョウを救ってあげたのだろうか!? 米ニュースサイト『boredpanda』によると、チョウの羽を1人で修復してしまったのは、ロミー・マックロスキーさんという女性だ。
・チョウの羽を家にあった即席の物で修復!
彼女は自宅の庭でチョウの幼虫を3匹見つけ、成虫になるまで育てていた。しかしある日、そのうちの1匹の羽がちぎれてしまったそうだ。そこで彼女は、自宅にあった即席の物を使ってチョウの羽を修復することにした。
・一体何を使ったの!?
ロミーさんが画像共有サイトimgurに投稿した「羽の修復材料と手順」をまとめたものが以下である。
【材料】
・ハンガー
・ハサミ
・ピンセット
・綿棒
・合成接着剤
・タルクの粉末
・死んだチョウの羽
【手順】
1.折り曲げたハンガーの間に、傷ついたチョウの体を挟んで固定。
2.死んだチョウの羽を、ちぎれた羽の形に合うようにハサミでカット。
3.綿棒で合成接着剤を羽に塗り、ピンセットを使って継ぎ合わせる。
4.他の部分に接着剤が引っ付かないように、綿棒でタルクの粉を接着剤の上にまぶす。
5.“手術” は成功! チョウに蜂蜜をあげてタップリと一日休ませる。
・コスチュームデザイナーだから手先が超器用だった!
ロミーさんが行った修復作業を見ると、器用にチョウの羽を直していてビックリ! なんでも彼女は、医者かと思いきやコスチュームデザイナーとのこと。どうりで細かい作業はお手の物だったという訳である。
手術が成功したからといって、チョウが確実に飛べるかは分からなかったそうだが、彼女の思いが通じたのか、仲間の羽で修復されたチョウは元気に空へと飛び立って行ったそうだ。なお、チョウの羽は人の爪や髪と似たようなものなので、麻酔は必要なかったらしい。とにかく元気に回復して何よりだ。
参照元:imgur、boredpanda(英語)
執筆:Nekolas