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【南極の日】極地冒険ファン必見! いまさら聞けない日常でも使えそうな「南極用語」あれこれ

2017年12月14日

今日、12月14日は何の日かご存じだろうか? 1911年の今日、ノルウェーの冒険家アムンゼンが南極点に到達したことにちなんだ「南極の日」である。極地冒険ファンなら常識レベルの事実だ。

さて、そんな「極地冒険大好き!」な皆さんは南極のことをどれだけ知っているだろうか? もしも「あまり知らない……」「友達にも聞けない……」というなら、今日は特別に、いまさら聞けない南極用語を教えちゃうぞ! 永久保存推奨だ!!

・北極と南極の違いは?

現在、南極点無補給単独徒歩の冒険を続けている荻田泰永(おぎたやすなが)氏は、日本の事務局を通じてTwitterでお悩み相談を行っている。

その相談や質問のなかで多いのが、「北極と南極では何が違いますか?」というもの。極地に関心の高い皆さんならお分かりだと思うが、念のために説明しよう。

・海と陸

もっとも大きな違いは、南極は大陸であるのに対して、北極は海。どちらも同じくらい寒そうに思うのだが、海は温度が下がりにくいので、真冬の気温は南極の方が寒い。現在荻田氏は夏の南極冒険を行っているのだが、それでも気温はマイナス10~20度台である。

・冒険の決定的な違い

冒険においては、北極(海)と南極(陸)ではまったく条件が異なる。南極の場合、ひたすら南極点に向かって、氷床を歩き続ける。歩いた分だけ前進することが陸だ。一方、海の場合は絶えず足元の氷が海の上で動いているので、油断すると流されて後退したり、泳がなけばわたることのできない氷の裂け目に遭遇することもある。

こて、これらを踏まえて南極用語を紹介しよう。

・日常でも使えそうな南極用語

氷床 南極大陸を覆う分厚い氷
ブリザード 激しい吹雪
ホワイトアウト 地吹雪などで視界が真っ白に遮られること
カタバ風 陸地から海に向かって吹き付ける滑空風
サスツルギ 風によって雪面が削られてできる模様

……など。その気になれば日常的にも使える言葉なので、ぜひとも覚えておこう。そして友達との南極トークの際に、率先して使ってみよう~!

協力:荻田泰永南極遠征事務局
Photo:荻田泰永, used with permission.
執筆:佐藤英典
★こちらもどうぞ → 荻田氏の「南極冒険

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