南極点に向けて無補給単独徒歩を続ける荻田泰永(おぎた やすなが)氏の冒険も20日目を終了した。スタート地点からすでに300kmを歩き、標高差300mを登っている。最新の状況についてお伝えしよう。
・荻田氏からの定期連絡(日本時間 12月7日)
現在地:82度44分 西経:80度06分
この日の移動距離:22.6km
標高:1057m
天候:晴れ
気温:マイナス15度
・天候もコンディションも良好
この日の天候は晴れ。吹き下しの風も弱く、「気持ち良く歩けた」と荻田氏は伝えている。その言葉があらわすように、移動距離はもっとも長い22.6kmを記録。コンディションも良さそうだ。
・荷物はどんどん軽くなる
さらに、20日間の冒険で荷物も随分軽くなってきているらしい。「スタート時と比較して25kgは軽くなっているのではないか」と本人は語っている。日を追うごとに、さらにソリは軽くなっていく。さらなるスピードアップが期待できそうだ。
・お悩み相談の回答
では、荻田氏のTwitterに寄せられた「お悩み相談」の回答を紹介しよう。
相談「やりたい仕事が見つかりません どうすればよろしいでしょうか?」
荻田「働かなくてもいい道を模索してみたら?」
相談「荻田さんの他に何か生き物はいますか?」
荻田「なーーーーーーんにもいません。バクテリア、ウイルスレベルで」
相談「マッキンリーで行方不明になる直前、冒険家の植村直己さんは何を考えていたと思いますか? また、植村直己さんの失踪に関して謎が残されたままであると思うので、今回の冒険が終わったら、盟友の角幡唯介(かくはた ゆうすけ)さんとともに、植村直己さんの失踪の謎を解明する冒険に出ていただけませんか?」
荻田「植村さんが何を考えていたかはわからないですよね。植村さんの謎を解明する旅、というのはテーマとしては興味深いですね」
※南極お悩み相談
荻田氏のTwitter( @ogitayasunaga )をフォローして、「#南極お悩み相談」をつけて相談を投稿すると、荻田氏が相談に答えてくれるかも! 相談内容は日本の事務局から荻田氏に伝えられるぞ。南極大陸を歩き続ける荻田氏に、何でも相談してみよう!
協力:荻田泰永南極遠征事務局
Photo:荻田泰永, used with permission.
執筆:佐藤英典
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▼ここ数日は、1日の移動距離20km台を維持している。良いペースだ
【事務局発】荻田泰永全豪デビュー⁉︎レッドブル・オーストラリアサイトで取り上げていただきました!https://t.co/wTK5OfLGM2https://t.co/WlZCzMvfpl #北極 #南極 #荻田泰永 #レッドブル #RedBull pic.twitter.com/k9yWnFuBap
— 荻田泰永 北極冒険家 「考える脚」冒険研究所書店店主 (@ogitayasunaga) December 6, 2017