わからない。わからない。なぜ、こうも人類はウナギに固執するのか。なぜこうもウナギが好きなのか。愛しているのか。他の魚ではダメなのか。
先日、男性が腹痛に耐えかね、病院にかつぎこまれたそうだ。そして下半身のCTを撮ったところ……ウナギがクッキリと写っていた。そう。尻の中にウナギがいたのだ。
・肛門にウナギが入っていた男
現地メディアによると事件が起きたのは2017年11月10日。中国江西省の病院の救急に、40代くらいの男性が腹痛を訴え、駆け込んだという。さっそく下腹部のCTを撮ったところ……詳しくは動画でご確認いただけるが、男性の大腿骨のそばに見慣れない物体が! 蛇状の生物が写っていたのである。
腸内に異物。すぐさま摘出の手術が行われた。そして男性の腸から出てきたのは……まるっと1匹のタウナギだった。
・男は完全に沈黙 / 医師も多くは語らず
言うまでもないが、腸は栄養や水分を吸収する器官だ。上は胃。末端は肛門につながっている。外界につながる出入り口は2つあるが、胃を通った場合、消化されてしまうのでウナギがそのままの形で腸にいるとは考えられない。
ウナギの侵入経路は間違いなく尻の穴であろう。
でも、一体どうやって……? ウナギの肛門内への侵入について、男は沈黙を貫いているそうだ。医師も「肛門から入り、腸に達したと考えられる」とはしたものの、それ以上は語らなかったのだとか。
・世界中で起こるウナギ挿入事件
人類がウナギ、もしくはウナギ状の海洋生物を尻に入れてしまった事案は、中国だけではなく世界中で報告されている。
その理由は「ヒマだった」「刺激が欲しかった」というものが多いが、変わったところで「ウナギを尻に入れたら腸閉塞が治る」という民間療法を信じて、実行してしまった例もあるようだ。
いずれの場合も病院で手術するハメになっている……どんなにDNAがささやいてきても、尻にウナギを入れるのはダメ絶対! なお、今回、事故を起こしてしまった男性は、まだ集中治療室に入院中ではあるものの容体は比較的安定しているとのこと。
現在の男性の心情は想像の限界を超えたものがあるが、それでも命を落とさなかったのは、不幸中の幸いであろう。
参照元:Sina Weibo、Apple Daily 香港、Apple Daily 台湾(中国語)
執筆:沢井メグ
Photo:Wikimedia Commons.