人は誰でも歳をとる。しかし残念なことに、それを実感できる人は少ない。気持ちだけは若いままで、身体が知らず知らずのうちに衰えていくのだ。学生時代なら体力測定で、ある程度は身体の変化を実感できるものだが、大人になるとその機会はなくなる。
自分の身体は、年齢相応なのか? それとも、人より老けているのか? それを確かめる機会があるぞ。東京・銀座の『ファンケル銀座スクエア』では、無料で「大人の体力測定」を行っているのだ。いつまでも若い気でいる諸君、自分のリアルを把握せよッ!
・ポールダンスで鍛えられているはず
そういう私(佐藤)も間もなく44歳になる。もうすぐアラフォーさえも通り越して、アラフィフになってしまう訳だ。幸いなのは、2016年12月から始めたポールダンスのおかげで、体力づくりができていること。きっと同世代のオッサンよりも、身体は若いはず!
足だけでポールにしがみつき、身体をさせたり……。
毎日のストレッチによって、前屈の姿勢でべったりと床に両手のひらがついたりする。並のオッサンより絶対に若いに違いない! そう思って、ファンケル銀座スクエアに行ってみた。
・測定できる項目
「大人の体力測定コーナー」は建物の8階にある。利用は自由、料金もかからない。設置されている機器を使って、自分で測定を行うのだ。測定できる項目は……
長椅子に脚を伸ばして座り、前屈をする「長座体前屈」。
その場で垂直にジャンプして、その高さを測る「垂直飛び」。
ロコモーティブシンドロームの目安のひとつとなる「握力測定」。
20秒間で線を何回またぐことができるかを測る「反復横跳び」。
点滅する光をタッチする「動体視力」。
パソコンのディスプレイ上に、無作為に並んだ数字を「1」から順番にタッチする「脳年齢チェック」。
このほかに、交感神経と副交感神経の働きを探る「ストレスチェック」と、足底圧力を測る「姿勢バランスチェック」があった。
・同年代の平均と比較
測定した数値は、専用のカードに自分で記入しておく。
そして、掲示されている年代別の平均値と比較することによって、自分の身体が年齢相応なのか、ひと目で確認することができるのだ。同世代(40~44歳)の平均値と、私の測定結果を比較すると次の通り。
・佐藤の体力測定結果(括弧内は同世代の平均)
握力 右42.4kg 左41.1kg (47.31kg)
長座体前屈 56.5cm (40.39cm)
垂直跳び 53cm (48.6)
反復横跳び 44回 (47.61回)
前屈と垂直跳びは平均以上。特に前屈は平均よりも、約16cmも数値が上回っていた。だが! 握力・反復横跳びは圧倒的に数値が下回っている。マジかよ、ポールダンスで鍛えられているはずなのに。握力は絶対上回っていると思ったんだけどなあ。
・脳年齢はなんと!
それらよりもはるかにガッカリしたのは脳年齢チェックだ。
平均よりも若いなら「嬉しい」し、老けているのなら「おいしい」のに、結果は「43歳」。ふ、普通じゃないか……。全然面白くない……。とにかく、無料で自分の身体のことをチェックできるので、そろそろ運動しなきゃなって思っている人は、1度訪ねてみるといいだろう。いつまでも若いつもりでいるなよな!
・今回訪問した施設の情報
名称 ファンケル銀座スクエア
住所 東京都中央区銀座5丁目8-16
営業時間 11:00~20:00
定休日 1月1日
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼こんなにやってても、握力と反復横跳びは平均以下だった……