ロマンあふれる宇宙飛行士だが、ごく限られた人間しか選ばれないのは周知の事実。学歴、職歴、資質の厳しい審査に、難しい面接やテスト……米国航空宇宙局(NASA)の宇宙飛行士の合格率は0.04〜0.08%とも伝えられている。う〜ん、とっても厳しい。
今、そんな宇宙飛行士の選抜テストの一部がネット上で公開され注目を集めている。欧州宇宙機関(ESA)が実際に出題した問題だというのだが、さて、あなたは解けるだろうか?
クイズを出題したのは、イギリス人宇宙飛行士ティム・ピークさん。2016年まで国際宇宙ステーションに滞在しており、宇宙からロンドン・マラソンに参加したことなどでも知られている。
この度ピークさんは自身の Facebook ページにて、「あなたは宇宙飛行士になれる?」と、次のような問題をフォロワーに対して投げかけた。彼が受けた選抜テストで出題された問題の1つだそうだ。
【問題】
想像して下さい。あなたは、1つの立方体と対面しています。この立方体は左、右、手前(あなたの方向)、奥(あなたとは逆の方向)に転がすことが出来ます。そして底面には「1つの点」が付いています。
頭の中で、この立方体を以下の順番で転がして下さい。
手前、左、左、手前、右、奥、右
今、「点が付いている面」はどちらを向いているでしょうか?
むむむ。「頭の中で」と書かれているということは、サイコロを用意して実際に試してみたりしてはいけないんだろうなあ……。あなたは正しい正解が分かるだろうか? 次ページで答え合わせだ!
参照元:indy100、Newsweek(英語)、Facebook @ESATimPeake
執筆:小千谷サチ
一体「点が付いた面」はどちらを向いているのか? 答えを見る前に、もう1度問題を確認しておきたい。目の前にある立方体を、手前、左、左、手前、右、奥、右に転がすのだ。
▼画像がスマホ画面 からハミ出ちゃう人は、スマホを横向きにしてみてね!
答えは……
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底
……でした! 「点が付いている面」は、以下のように移動していくはずだ。
立方体を “手前” に転がすと、底にあった点は「側面・奥」に移動。
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“左→左” に回転しても点の位置は変わらない。
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“手前” に転がすと点は「真上」に移動する。
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“右” に回転すると点は「側面・右」に移動する。
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“奥” に回転しても点の位置は変わらない。
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最後の “右” で、点は再び「底」に戻ってくる。
海外メディア『indy100』の読者は、約半数の人が正解できていたようだ。
だが Facebook 上では「問題のイラストを見ながら考えると混乱した」なんて声も。たしかにイラスト上では “立方体の角” が正面を向いているので、“手前に転がる” と言われても想像しにくいのかもしれない。「イラストにとらわれるな」といったアドバイスも聞かれたが、さて、あなたは正解できただろうか?
参照元:indy100、Newsweek(英語)、Facebook @ESATimPeake
執筆:小千谷サチ