日産自動車が世界に誇るスポーツカー「GT−R」。かつて国産スポーツカーの象徴であった名車「スカイライン GT−R」の後継車種として誕生してから、今年で約10年となる。
もともと優れたパワーを持つ車だが、海外では性能をさらに高めようと、驚異の魔改造を施したカスタムGT−Rが続々と登場。そんな中、以前ご紹介した約3000馬力のクレイジーマシンが、ゼロヨンの世界最速記録を更新したという。
・カナダ「ETS」がチューンアップしたGT−R
直線約402m(1/4マイル)でスピードを競うゼロヨンレースで、世界最速記録を更新したのは、カナダの自動車関連会社「ETS(Extreme Turbo Systems) 」が約3000馬力にチューンアップしたGT−Rである。
3000馬力がどれほど凄いのか? メーカー最高グレードのGT−Rで600馬力ということ、世界トップの走行性能を誇る3億円のブガッティ・シロンでさえ1500馬力であることを考えれば、いかにありえないパワーを秘めているか分かる。
・とにかく速い
それを踏まえ、YouTubeチャンネル「1320video」 で公開中の動画「DEEPER Into the 6’s – ETS Breaks GTR Record TWICE!」で記録更新時の走行シーンを確認すると……
は、速ぇぇぇえええーーー!
わずか6.88秒というタイムで402mを走り抜け、最高時速357km(222MPH)を達成!! これだけのスピードを出すとなると、マシンの性能もさることながら、ドライバーにもかなりの度胸と集中力が要求されるに違いない。
それにしても、カスタムGT−Rは一体どこまで速くなるのだろうか? これからの進化が、ますます楽しみになるばかりだ。