週刊少年ジャンプで大人気連載中の『食戟(しょくげき)のソーマ』。物語は次々と面白い展開を見せており、2017年10月3日からアニメ第3期のスタートも決定している。同サイトでは、これまでにも作品に登場するレシピを再現してきた。
しかしまだ、同作品でズバ抜けたインパクトなのに挑戦できていないメニューがある。それは「化けるふりかけごはん」! この料理には “煮こごり” を作ることが必要不可欠なため面倒くさそうだなと、延ばし延ばしにしていたのだ。しかしながら実際に作ってみると、案外お手軽だったので安心してほしい。さぁ、おあがりよ!!
・『食戟のソーマ』の「化けるふりかけごはん」
「化けるふりかけごはん」が登場するのは同作品の1巻。主人公・幸平創真(ゆきひらそうま)が、学園への編入学試験で出された “卵” というお題に応えたものだ。神の舌を持つ作中のヒロイン・薙切えりなをうならせた一品の気になる調理手順は以下の通りだ!
【材料(2人分)】
・鶏の手羽:6~7本
・卵:4個ほど
・ご飯:好きなだけ
・ネギ:適量
・かつお出汁:鍋に入れた鶏肉が隠れるくらいの量
・おろし生姜:適量
・ゴマ油:大さじ1
・酒:大さじ1.5
・しょう油:大さじ3~4
・みりん:大さじ1.5
・砂糖:大さじ1.5
【作り方】
1.米を炊く
2.かつお出汁を取る(和風だしの素でも可)
3.フライパンにゴマ油を入れ、温まったところで手羽先を入れる。色目がつくまで両面焼く。
4.2でとった出汁の中に3の手羽先と、酒・みりん・砂糖・しょう油・おろし生姜(チューブの生姜でも可)を入れる。
5.4の出汁が半分くらいになるまで中火で煮込む
6.5の出汁を冷ましてタッパーなどに入れて冷蔵庫で冷やす。
7.5の手羽先を取り出し、骨から身を外し、ほぐしておく。
8.6が固まる頃合いを見計らって、油を入れたフライパンに溶き卵を入れる。箸でかき混ぜながら、そぼろ状にする。
9.炊き上がったご飯を皿に盛り、一口サイズに切った6の煮こごりと、7の手羽先の身と8の卵を乗せる。
10.ネギを好みで散らして完成!
・一度で二度おいしい
漫画の中で “化ける” と言っているものの、それほどじゃないだろうと思っていた記者。しかし、実際に食べてみたところビックリ仰天。温かい白米の上で煮こごりが溶ける溶ける。ナンじゃこりゃ! 煮こごり効果で序盤はプルンとした食感が楽しめ、終盤にはまるで出汁茶漬けのような味わいに変化したのだ。
一度で二度おいしいとはこのことか……。ちなみに煮こごりが固まらないようであれば保冷剤をタッパーの上下に敷き詰めるか、氷水を張ったトレーの上にタッパーを乗せると固まりやすいので参考にしてくれよな。
作る前は「手間がかかりそうだな」と思っていたが、いざ取り掛かってみると思いの外シンプル。何より煮こごりの溶けていく瞬間が、見ても食べても楽しい! さすが食事処「ゆきひら」の定番メニューだと、感心せざるを得ない。ぜひ一度、挑戦してみてはいかがだろうか。
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.
▼『食戟のソーマ』1巻掲載の「化けるふりかけごはん」
▼最大のポイントである煮こごりは、氷水などで冷やすと手早くでき上がる
▼煮こごりが溶けて美味しさ2倍!