ロケットニュース24

「インタビューされるほどの有名人」と思わせるために誌面をカネで買ってみた

2017年8月24日

注目される人物には、様々なメディアからインタビューのオファーが舞い込んでくる。悪い気はしない。人気者の証でもあるし、むしろ良い気分だ。だがしかし、当然ながら、注目されていない人物にインタビューのオファーが来ることはない……。

そんなある日のこと。とある雑誌……というかフリーペーパーから、インタビューの話……ではなく、「広告ページを買いませんか?」との話が舞い込んできた。購入したページでは、何をやっても良いのだという。筆者は即答した。「買います!」と。

・女性ファッション誌へ喝

というのも、うすうす「そろそろインタビューされても良いのでは」と思っていた。マガジンハウスの『anan(アンアン)』をはじめ、講談社の『ViVi(ヴィヴィ)』や宝島社の『sweet(スウィート)』編集部は何をしているのかと思っていた。

誰のインタビューなのかというと、もちろん、無論、ロケットニュース24の公式アイドル「レイらん(レイちゃん)」についてのロングインタビューである。

主婦の友社の『Ray(レイ)』なんて、奇跡的にも同じ名前(なんと英語表記も同じ)だし、ガーリー&フェミニンの象徴といえばレイらんだし、真っ先にオファーしてくると信じていたが、いまだ何も連絡はない。一体全体、何を考えているのか。


・女装子関係のフリーペーパーからお誘いが

それはどうでもいいとして、広告が掲載される媒体の名前は、通称「ラルマガ」こと『RAAR’s Night magazine(ラールズナイトマガジン)」の2017年、夏の号。

この名前を見てピンと来た人もいるかも知れない。そう! これまで何度か報じてきた女装子イベント「RAAR’s Night」の雑誌版というか、新宿二丁目をはじめとする “その界隈のスポット” で無料配布されるフリーペーパー(マガジン)なのである。

・思い切って4ページ買ってみた

筆者が購入したのは4ページ。ズバリの広告単価を書くのは控えておくが、意識の高いラーメン20杯分くらいの値段だったので、思い切っての4ページ。もちろん自腹……ではなく、会社の経費でだ。編集部のみんな、黙っててスマン。

ともあれ、お金を出したからには、4ページ好き勝手にできるということ。やるべきことは冒頭で述べた通り「レイちゃん4ページぶち抜きインタビュー」なのだが、金の出どころは会社なので、少しくらいは「宣伝費」という意識も持っておきたい。

さて、どうしようか……と熟考した結果、企画趣旨を「ロケットニュース24のアイドル・大天使レイレイの独占インタビューに成功!」としてみた。うむ。最高だ。

さらに、ページのどこかにロケットニュースのURL、ならびにQRコードをペタリと貼り付ければ宣伝効果バツグンであろう。よしよし、これでOK。あとは好き勝手にインタビュー記事を書くだけだ。

締め切り直前で着手したこともあるが、自分(GO羽鳥)で自分(レイちゃん)にインタビューする記事は、ものの5分で書き終えた。内容は秘密だが、「レイの告白」と題されたインタビューは、アパレル業界に激震が走ることマチガイナシの衝撃内容!

レイアウトも自分でやって、ラルマガ編集部にサクっと入稿。同編集部のデザイナーは、「まさかイラレではなく、フォトショのファイルで入稿してくるとは……」と焦っていたが、内容的には問題ナシとのこと。あとは雑誌が印刷されるのを待つだけだ。


そして、さる7月下旬……ついに! ついに!! 女装子だらけの夏まつりイベント「RAAR’s Night vol.4」にて、ラルマガ2017夏の号は配布開始と相成った!

どんな仕上がりになっているんだろう……と、ワクワクしながら手にしてみると、なんと表紙に「ロケットニュース24の天使」と書かれているではないか! とか言いつつ、実はこれも自分で考えた文言なのだが、とにかく最高級の宣伝効果だ!!

それよりなにより、すごい嬉しい。ついにレイちゃんの名前が表紙に載るほどの人気者になったか……と思わず錯覚! カネで買った人気だが。

なお、こちらのラルマガ2017夏の号は、今現在でも新宿二丁目のジェンダーフリー的なお店にて、無料配布されているはず。知る人ぞ知る新宿二丁目のおしゃれカフェ「ココロカフェ」にも置いてあったので、興味のある人は是非ともチェックしてほしい。

参考リンク:Twitter @raarsnightRAARココロカフェ
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼これがラルマガだよ♪

▼とりあえずココロカフェにて確認

▼いろんなお店に置いてあるもよう

▼いつか表紙を飾りたい〜♪

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