皆さん、「戦食」をご存じだろうか? 戦食とは「民間向け戦闘糧食」である、いわゆるミリ飯。その戦食のスタミナ丼を私(佐藤)は埼玉県の朝霞(あさか)駐屯地内で発見。実際に食べてみたので、報告したい。

ちなみに、私が同駐屯地へ足を運んだのは一般開放日。その際に立ち寄ったファミリーマートでは「他の店舗で扱っていない商品を販売していた」と以前の記事で紹介したので、覚えている読者もいるかもしれない。今回取り上げる戦食もまた、そのファミリーマートで購入したものだ。1食500円ながらかなりのボリュームだぞ。

・戦食は3種類

朝霞駐屯地のファミマで販売している戦食は3種類。カレー2食セット、ハヤシ2食セット。そしてスタミナ丼2食セットで、それぞれ1080円で販売している。

・箱が勇ましい

今回購入したのは、スタミナ丼セットである。迷彩柄のパッケージに「戦食」の文字。何だか勇ましい!

よく見れば、側面の開け口に貼ってあるシールが戦車! イラストがなかなか渋い。

・隊員たちの食べ方

箱を開けると、ご飯とスタミナ丼の具がパウチされた戦食が2つ入っている。

隊員たちはこのパウチをそのまま湯せんして、ご飯の容器を器にして食べるそうだ。

しかしそのやり方だと、ご飯が食べられる状態になるまで30~40分かかってしまうので、今回はご飯を電子レンジで温めることにした。ご飯にはアルファベットで「SEN-SHOKU the rice」と書かれている。

・レンジを活用

まずはご飯を電子レンジえ5分程度加熱する。

そして、沸騰したお湯で具材を温める。こちらも5分程度。

この2つを器に盛ればいい。

・完成

これが自衛隊の隊員たちも演習で食しているスタミナ丼である。ご飯は300グラム、具材は180グラムでかなりボリューミー!

飴色に輝くタマネギやゴボウがとても美味しそうだ。肉はちょっと少ないように見えるけど、レトルトならこんなものだろう。

・ネット通販でも買える

実際に食べてみると、タマネギの甘さとニンニクの香味がよく効いている。味付けは全体的に甘めで、多少味が濃い印象。おそらく、身体を動かして汗を流す隊員にとっては、濃い味の方が美味しく感じられるのではないだろうか。何より、食べ応えがあることが重要。働く隊員たちの胃袋を満たすのには十分な量かもしれない。

ちなみにこの商品は、新潟県の「株式会社たかの」の商品であり、ネットで注文することも可能だ。食べてみたい人は、ネット通販を利用するのもいいだろう。

参考リンク:越後のごはんや たかの
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
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