「因果応報」「自業自得」……これらの言葉は、日頃の行いが自身に返ってくることを意味する。しかし、そんな言葉もむなしく、悪質な事件が日々世界のどこかで起きていることも、また事実である。
つい先日、米国のスターバックスで強盗事件が発生。店内に居合わせた客が、その強盗を撃退したという。いったいどんな方法で撃退したのか? 防犯カメラがその様子を捉えていた。
・トランスフォーマーのマスクを被った強盗が侵入
海外メディア「KSAT.com」などの情報によると、2017年7月20日の午後5時30分頃、米国カリフォルニア州内のスターバックスに、トランスフォーマーのマスクを被った強盗が侵入。店員に銃とナイフを突きつけ、金品を要求したという。
だがその時、店内に居合わせた客の「クリッグ・ジェリ(58歳)」さんが、隙をみて背後から椅子で攻撃。犯人はダメージを受け、最終的に逮捕されたとのこと。なお、犯人の銃はモデルガンだったものの、客のクリッグさんはナイフで刺されて怪我を負ってしまったのだそうだ。
・悪に立ち向かうヒーローが登場
防犯カメラの映像には、クリッグさんが犯人の背後から椅子でバッコーン! と殴りかかり、暴れまわる犯人と格闘する様子が収められている。ナイフを振り回す犯人と戦うその姿は、まさに悪に立ち向かうヒーローだ。
しかしよく考えると、刺され方によってはクリッグさんが命を落としていたかもしれないこの事件。スターバックスだけに、落とすのがドリップコーヒーだけで済んだことは、不幸中の幸いだったといえよう。
参照元:Facebook、KSAT.com(英語)
執筆:K.ナガハシ
▼防犯カメラの映像がこちら