「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日。そう、本日7月6日は、俵万智さんの同名歌集でおなじみ『サラダ記念日』だ。ならば、とりあえずサラダを祝っておかなくては! という単純極まりない動機で編集部を飛び出した私(あひるねこ)。
ふらっと入ったコンビニで思ったのだが、最近はどのコンビニのサラダも種類が豊富である。そのぶん値段も様々……。そこで、コンビニ大手3社の「高級サラダ」の中で、1番おいしいサラダを決めてみることにしたぞ! 値段はどれも約500円だ。それでは『サラダ記念日』スタートぉぉぉおお!!
・コンビニの高級サラダ食べ比べ
セブンイレブン、ファミリーマート、ローソンで、それぞれもっとも値段が高いサラダを買ってきた。どの店舗でも棚1つを占領する勢いでサラダが並んでおり、その需要の高さを感じずにはいられない。選んだ商品は以下の3点だ。
・セブンイレブン『スパイシーチキンと玉子のチョップドサラダ(税込480円)』
・ファミリーマート『パストラミビーフの雑穀ボウルサラダ(税込498円)』
・ローソン『ローストビーフのサラダ(税込498円)』
いずれも値段は500円弱。コンビニサラダにしてはなかなか高級だが、この中で1番ウマいサラダはどれなのか? 順番に食べ比べてみよう。
・セブンイレブン『スパイシーチキンと玉子のチョップドサラダ』
まずはセブンのチョップドサラダだ。チョップドサラダというのは、野菜があらかじめ小さく刻んであって、スプーンで食べるようなサラダのことだ。酸味が効いたフレンチ系のドレッシングをかけて、よくかき混ぜてから食べると……。
このサラダ、初っ端から超ウマいんですけど! ドレッシングもおいしくて野菜の食感もよし。そこに挟み込まれるスパイシーなチキン、細かいチーズやアーモンドがいいアクセントになっている。これだけで十分メインとして戦えるレベルの味なのだ。もっと量が多くてもいいくらいであった。めちゃウマ。
・ファミリーマート『パストラミビーフの雑穀ボウルサラダ』
続くファミマのサラダは、他の2つと比べるとかなりのビッグサイズ。横から見ると容器が丼のように深く、見るからにボリューミーでグッドだ。チリ風味のバーベキューソースをかけて、こちらもよくかき混ぜよう。底の方には、雑穀がたっぷりと入っている。
ただ、量が多くガッツリと食べられるものの、野菜の種類は決して多くないため、少々単調な味に感じるかもしれない。これは完全に好みだが、雑穀の食感が野菜のシャキシャキ感を打ち消してしまっているような気がして、途中でやや飽きてしまった。自分なりにアレンジを加えるといいかも。
・ローソン『ローストビーフのサラダ』
ローソンのサラダは、セブン、ファミマと方向性が異なるというか、ごく普通のサラダである。ステータスをローストビーフに全振りしてしまったのか、たしかにローストビーフはファミマのパストラミビーフよりもはるかにウマかった。
そのかわり、和風玉ねぎドレッシングをかけたサラダ自体は、付け合わせの野菜の域を出ていないと言わざるを得ない。あくまで “ローストビーフが乗ったサラダ” という感じなので、これ単体でランチ! となるほどの魅力はないだろう。ウマいのはウマいのだけど……。
・結果発表
すでに結果が見えてしまったような気もするが、勝負はセブンとファミマの2つの間で争われた。最初は「いい戦いだな」と思ったのだが、食べ進めるうちに徐々にセブンが優勢になり、最終的には圧勝という結果になったことをお伝えしたい。優勝は、セブンイレブン『スパイシーチキンと玉子のチョップドサラダ』だ! おめでとーーーーッ!!!
いかがだったであろうか。個人的に、セブンのサラダは欠点が見当たらないくらい盤石の出来であった。値段は高いが、また食べたいと強く思えるおいしさだったぞ。さて、繰り返すが本日7月6日は『サラダ記念日』だ。とりあえずみんな、今日はサラダを食おうぜ!
参考リンク:セブンイレブン『スパイシーチキンと玉子のチョップドサラダ』、ファミリーマート『パストラミビーフの雑穀ボウルサラダ』、ローソン『ローストビーフのサラダ』
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼横から見ると容器が丼のように深いファミマのサラダ
▼よく混ぜて食べよう
▼ローソンはローストビーフ自体はウマいのだけど……
▼優勝はセブン!