南米において、サッカーは国民的スポーツと言っても過言ではない。ブラジルはもちろん、アルゼンチン、さらにはチリなど、ほとんどの国でスポーツの一番手に来るのは間違いなくサッカーだ。しかし、いくら人気だとしても、やっていいことと悪いことはある。

なぜなら……なんと医者がサッカー中継を見ながら手術していたというのだ。人の命を預かる医者とは思えないその行動に批難が殺到し、大きな騒ぎとなっているから驚かされる。

・チリの医者

批難が殺到しているのは、チリの病院で撮影された動画だ。手術室のテレビには、先日行われたコンフェデ杯の準決勝「チリ vs ポルトガル」のPK戦が映されている。すでにその状況からおかしいが、さらにヤバいのは再生してから。な、ななな、なんと!

チリのGKが神がかり的なセーブを連発して勝利すると……手術中にもかかわらず全員が喜び、看護婦さんは「イエェェーイ!」とガッツポーズまでするではないか! すぐに我に返って手術へ戻る姿も確認できるが、どう見ても “やってはいけない” ことなのは一目瞭然。日本なら患者を切るだけでなく、自分のクビも切られるような行為だ。

・勝利に沸く手術室

サッカー熱はさすが南米といったところだが、いくらなんでも手術室でサッカーの中継を見るという行為はあまりにプロ意識に欠ける。医者は患者から命を任されていることを忘れないで欲しいものである。

参照元:FacebookMirror(英語)
執筆:原田たかし