ロケットニュース24

【実話】失くしたiPhoneを探したときに起きたゾッとする話

2017年7月3日

携帯電話やスマホをお使いの方ならば、一度くらい「やべえ! 携帯がない!!」と焦った経験があることだろう。中には1度や2度ではなく、何度もお手持ちの携帯電話やスマホを失くした経験があるハズだ。ちなみに筆者には、1年間で8台の携帯を失くした友人がいる。

それはさておき、今回は失くしたiPhoneを探したときに起きた “ちょっと怖い話” をご紹介したい。多くの方はご存じだと思うが、iPhoneを遺失した場合、他のiPhoneからアプリで場所を特定できるのだが……。果たして失くしたiPhoneはどこをさ迷っていたのだろうか?

・つい最近起きた本当の話

この話は、私自身に起きたことではなく、知人のAさん(40代男性)がつい最近、実際に経験したエピソードである。今回は匿名を条件に、インタビューに答えてくれた。以下でご覧いただきたい。

──iPhoneを失くされたのはご自身ではなく奥様だったとか?

「そうです。6月○日の22時頃、自宅に戻った妻が “iPhoneがない” と気付いたのが始まりです」

──なるほど。

「妻はフィットネスクラブに出かけていたので、おそらくそこに忘れたのだろうと。すぐにフィットネスクラブに電話したのですが、“落し物はありません” とのことでした」

──ふむふむ。

「そこで思い出したのが “iPhoneを探すアプリ” です。私のiPhoneに妻のアドレスとパスワードを打ち込むと……自宅から15分程度のところ、地図で見ると一般の民家に妻のiPhoneがあったのです。つまり、誰かがiPhoneを拾って、家まで持ち帰っていたんですね」

──おお。

「どうすべきか迷いましたが、すぐに近くの○○交番へ行き、おまわりさんに事情を説明しました。その場で遺失物の書類も作成しましたね。交番の地図でも確認しましたが、やはりそこは民家でした」

──なるほどなるほど。

「妻はおまわりさんに “このまま一緒にその民家へ同行してもらえませんか?” と聞いていましたが、基本的に警察は民事不介入とのことで、妻と2人でその住所へ向かいました。もちろん、途中で何度も妻のiPhoneを鳴らしています」

──はい……。

「もうこの時点で23時半頃になっていました。家の明かりがついていたらチャイムを鳴らそうと思っていたのですが、暗かったのでそれはしませんでした。親切にiPhoneを拾ってくれた方かもしれませんので」

──そうですね。

「明朝、再度この住所を訪ねることにして、その場を引き上げたんです。家に帰る途中、万が一、iPhoneが戻らなかった場合に備えてオンラインショップで新しいiPhoneを購入する段取りをしていました。ところが……」

──ところが?

「自宅に戻るとフィットネスクラブから電話がありまして、女子ロッカーからiPhoneが見つかったというんです。慌てて “iPhoneを探す” を起動すると、確かにiPhoneはフィットネスクラブに移動していたんです

──こわっ!

「0時20分にはフィットネスクラブの受付けでiPhoneを受け取ったので、全て2時間半くらいの間に起きた出来事なんですが……釈然としないというか、気持ち悪い感じがしますよね」

──たしかにそれは気持ち悪いですね。

「うーん、取得した人の意図が気味悪いですよね……。おそらく、拾ったiPhoneを慌ててフィットネスクラブの女子ロッカーに戻したってことですからね。それと “iPhoneを見つけるアプリ” は凄いですよ。結果的にiPhoneがしっかり戻って来たんですから」

……以上である。凶悪事件でも心霊現象でもないが、薄気味悪いゾッとする話ではなかっただろうか? 深くは詮索しないが、記者ならそのフィットネスジムに通うことも怖くなってしまいそうだ。

なお、「iPhoneを探すアプリ」は、事前に設定しておかないと有効にならない。「設定 → 自分の名前 → iCloud」から「iPhoneを探す」をオンにしておこう。何とも言いようがない気味の悪いエピソードだが、真実は失くしたiPhoneだけが知っている……ハズだ。

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼事前に設定しておこう。

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