【独占】どん兵衛の変態裏メニューや「10分どん兵衛の秘話」を大公開! どん兵衛を愛するマキタスポーツさん&開発担当者との三者対談がついに実現!!(2ページ目)

・新しい食べ方

──マキタスポーツさんが『10分どん兵衛』以外にやっている食べ方はありますか?

マキタ「昔からやっているのは『つけうどん』です。ただ難点があって、1個だと麺の量が少ないんですよ。つけ麺って必ず多めじゃないですか。大盛りサイズのどん兵衛もあるけどそれでも足りないんです。だから、やるときは2玉分を使います。麺を水で洗って、お揚げも細く切っておいて、あったかいスープを濃いめに作って。

ただこれは、かなり時間と手間のかかるラグジュアリーどん兵衛なので、よほど心と時間に余裕があるときじゃないとやらないです。カミさんに『長く台所に居すぎ!』と叱られたりもするので」

──ナガハシさんは、どん兵衛の新しい食べ方はありますか?

ナガハシ「実は『レンチンどん兵衛』のアップデート版がありまして、1度レンジにかけてからザルでお湯を切って、新たなお湯にスープを溶かして麺やお揚げを入れるんです。こうしてお湯を新しくすることで、全体のとろみが取れてさっぱり食べられるんですよ」

──なるほど。どちらもどん兵衛だけで完結していて、すぐに真似できるところがいいですね。

マキタ「そう考えると、どん二郎はちょっとハイパー過ぎますよね。僕はプレーンな状態のものが好きだし、10分どん兵衛も素材のポテンシャルを引き出す作り方なので、そもそも発想が違うと思います。どん二郎はお化粧しすぎですね

ナガハシ「そうですね」

・衝撃の裏メニュー「40分どん兵衛」

──ちなみに、日清さんが考えた新たな “マイどん兵衛” はありますか?

日清「最近のマイブームは『40分どん兵衛』です」

マキタ「40分!? なんですかそれは?」

日清「お水で作るんです」

ナガハシ「え!? お水で戻すってことですか?」

日清「そうです」

日清「この『40分どん兵衛』が生まれた経緯ですが、山どん兵衛、川どん兵衛、海どん兵衛というのがありまして。山・川・海に行って携帯コンロでお湯を沸かして、外でどん兵衛を食べるっていう」

マキタあ! シチュエーションどん兵衛でしょ!! これはあらゆる食べ物に言えることで、僕は「背景食い」とも呼んでるんですけど、シチュエーションや背景が料理の良いスパイスになることってありますよね」

日清「特に、山の上で食べるどん兵衛が最高に美味しかったりするんです。そこである日、山頂でどん兵衛を食べようとしたところライターを忘れてしまって……。

でも、どうしてもお腹が空いていたので、仕方なく水を注いで箸でツンツンしていると、40分くらいで程良い柔らかさになったんです!」

──お腹が空いてたのに、よく40分も待てましたね。

マキタ「水で戻せる商品の開発なんかにも繋がりそうですね」

──どん兵衛チームの皆さんは、もう40分どん兵衛は食べられたんですか?

日清「実は、まだ恥ずかしくて伝えられていないです……」

マキタ「やっぱり『恥ずかしどん兵衛』ってありますよね。僕の10分どん兵衛も、もともとはそうでしたからね」

さあ、次のページでいよいよ実食だ!

参考リンク:日清食品「日清のどん兵衛」
Report:K.ナガハシ
Photo:Rocketnews24.