今からちょうど12年前のことになる。31歳で上京した私(佐藤)には、友達と呼べる人が1人もいなかった。職場と家を往復するだけ。電車に乗るのがイヤで、遠出をする気にもなれず、休みは部屋に引きこもっていた。
そんな私が「どうしても見たい!」と思って、ひとりで出かけたミュージカルがある。それは『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』だ。 三上博史主演のステージを鑑賞した当時の私はいたく感動し、再び見たいと思いながら十余年が経った。アノ舞台が再び帰ってくる! しかも主演は生みの親であるジョン・キャメロン・ミッチェル! これは見るしかないッ!! ロック好きなら必ず見るべきッ!
・伝説のミュージカル
この作品は1997年に俳優のジョンと作曲家のスティーヴン・トラスクにより誕生した物語だ。ニューヨークの小さな劇場で演じられた舞台はロングランヒットとなり、マドンナが作品の楽曲の権利を手に入れようとしたのは有名な話。実際に楽曲は秀逸で、サントラは珠玉のロックアルバムとなっている。
・世界で舞台化
2001年に映画化されると世界的にヒットして、各国で舞台化された。日本では三上博史、山本耕史らが主演を務めている。そして2017年10月にジョン自身が主役を務める形で日本公演が実現したようだ。また、日本人キャストとして「イツァーク」に中村中の名前が挙がっている。そのほかの出演者については、今後発表されるだろう。
・日本語なの? 英語なの?
気になるのは、舞台は日本語で演じられるか? という点だ。アメリカ人のジョンと日本人である中村の共演。ステージそのものは日本語で演じるのか? それとも英語で演じるのか? もし英語であったとしても、圧巻の音楽を聞けるのであれば、全然問題ない。これはぜひとも見ておきたい!
公演は2017年10月14・15日に東京・渋谷の東急シアターオーブで、同月17日には大阪のNHK大阪ホールで予定されている。なお、チケットの先行受付はどちらの会場も6月29日11時~7月5日11時まで。行きたい人はこれを逃すな!
参照元:「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」特別公演、Twitter @hedwig2017jp
執筆:佐藤英典
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」特別公演は、ヘドウィグの生みの親であるジョン・キャメロン・ミッチェルさん自身がヘドウィグを演じ、イツァーク役には2007年山本耕史主演公演に続き中村 中さんに決定!! https://t.co/yOxJQpJG57 #ヘドウィグ
— ヘドウィグ2019 (@hedwig2019jp) June 27, 2017
▼ジョン・キャメロン・ミッチェルのコメント