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【劇的変化】1カ月間メシをモリモリ食ってガチで筋トレしたらこうなった

2017年6月20日

いいカラダになりたいっ……夏までに!! とはいえ、あと1カ月ほどで本格的な夏がやってくる。しかし、“結果にコミット” 的な某ザップの広告とかを注意深く見てみると、だいたい「2カ月後」と書いてある。それじゃぁ夏までに間に合わないじゃん!!

──と、あきらめるのは、まだ早い。1カ月。たった1カ月の間だけ真剣に筋トレ&食改善を行うだけで、人間のカラダは想像以上に劇的な変化を遂げるのだ。ということで今回は、私(羽鳥)が行った1カ月間筋トレ生活のすべてをお伝えしたい。

・1カ月だけでどれだけイイ体になれるのか検証

まず最初に、今回のプロジェクトの趣旨をお伝えしたい。ずばり、「1カ月だけで どれだけイイ体になれるのかを自分の体を使って検証」だ。なぜイイ体になろうとしたのかというと、「腹が出てる」だの「背中が太ってる」だの言われたからである。

とりあえずは筋肉に詳しい知人に「1カ月でブルース・リーみたいになりたい」と相談した。するとありがたいことに、東京は三軒茶屋にあるプライベートジム『世田谷フィジコ』が全面協力してくれることになった。持つべきものは友である。

・メシを食いまくりつつ体脂肪だけ落とす!

善は急げと、すぐさま世田谷フィジコの門を叩いた。まずは身長や体重や体脂肪率、ウエストなどを計測。ちなみにスタート時の数値は、身長172cm、体重65.4kg、ウエスト82cm、体脂肪率18.3%、除脂肪体重(筋肉量等)53.4であった。

この値をもとに、今回のプロジェクトの総指揮を執ってくれたパーソナルトレーナー・大橋幸蔵コーチが、おおまかな作戦&ルールを説明してくれた。コーチいわく、

・1カ月で肉体改造したいなら、トレーニングは週3日
・172cmの65.4kgは標準なので、極力体重は落とさない
除脂肪体重(筋肉量等)は、絶対に減らさない
筋肉を増やして体脂肪だけを落としていく
食事は最低でも1日3回以上とること。
・ごはんを食べる前に、必ずメシ写真を送ること
夜の8〜9時以降はご飯を食べないこと。
お水を1日2リットル以上は飲むこと。

──などなど。

それぞれの項目について詳しくは後述するが、これらすべてに意味がある。それも超重要な意味がある。もしもイイ体になりたいならば、絶対に知っておいて損はない。

・結果は……!

ともあれ、私は上記のルールをかたくなに守り、日々の食改善はもちろん、地獄の週3回トレーニングを、時には半ベソかきながら乗り切った。そしてやってきた1カ月後……。通い始めてから13回目となるトレーニング時に計測した数値は以下のとおり!!

(左がビフォー、右がアフター)

ウエスト:82cm → 76cm(マイナス6cm)
体重:65.4kg → 62.4kg(マイナス3kg)
体脂肪率:18.3% → 14.6%(マイナス3.7%)
除脂肪体重(筋肉量等):53.4kg → 53.6kg(プラス0.2)
BMI:22.1 → 21.5(マイナス0.6)





当初目標にしていた「体重キープ」は、惜しくも最後の最後でガクっと落ちてしまったが、そのほかの値は「予想以上にうまくいった!」と幸蔵コーチも太鼓判! なによりスタート時の除脂肪体重(筋肉量等)をキープしつつ、体脂肪だけをゴリゴリと落とせたのが素晴らしいとのこと。


歓喜に湧く測定後、幸蔵コーチから「羽鳥さんの体からは、この1kgの脂肪の模型が、3つもなくなったのと同じですよ」と言われたのが印象的。脂肪の塊が3つも……!!

それよりなにより嬉しいのは、数値うんぬんではなく、明らかに身体の調子が良くなったこと。パッと見でも腹筋のスジが見えてきたし、新宿三丁目駅の長い階段を一気に駆け上がれるまでにスタミナもついた。心なしか、お肌の調子も良くなった気がする。

──以上までが、「1カ月だけでどれだけイイ体になれるのか検証」の結果報告。結論としては、「真剣にとりくめば、たった1カ月でもイイ体になれる」だ。私を鍛えてくれた幸蔵コーチ&ヒカルさん、そして世田谷フィジコ、どうもありがとうございました!

そしてここから先は、「本気で1カ月でイイ体になりたい人のための奥義書」となるので、興味のある人だけ読んでほしい。私が実践してきた食生活のポイントや、世田谷フィジコのトレーニング内容(動画あり)、そして「プライベートジム」の重要性などを章立てしつつ、あますところなくお伝えしたい。次ページ『食改善編』へと続く!!

協力:世田谷フィジコFacebook
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

【劇的変化】1カ月間メシをモリモリ食ってガチで筋トレしたらこうなった『第二書:食改善でわかった食の大切さ』

運動も大事。だが、もっと大切なのが食事(メシ)である。筋肉を作るのもメシならば、太るのもメシである。そもそも人間、メシを食べないと死んじゃうし。ということで、調理師免許も持つ私としては、特にメシには惜しみない情熱を注いでみた。

・朝食命

まず最大フルパワーで作ったのが、超充実の朝食である。まるで旅館の朝食なのでは……的な、よりどりみどりの小鉢定食、通称「羽鳥朝定」を1カ月間休まず作り続けた。「こんなの無理!」と思った人は、よ〜く写真を見てほしい。例えばこれ……

実はそんなに時間がかかっていないのだ。フライパンを使うのは魚くらいで、そのほかのおかずは「わざわざ小鉢やお皿に入れて、豪華に見せているだけ」である。なぜ豪華に見せているのかといえば、「見た目からして満足感を得ようとした」からだ。

・朝食って本当に大切

1日を通しての食事量は、「逆ピラミッド」になるように献立を組んでいた。朝はガッツリ、昼はぼちぼち、おやつを食べて、最後の夜食はアッサリと。するとおのずと、朝起きた瞬間に「めっちゃ腹が減った状態」になっている。よって、モリモリ食える。

また、朝にガッツリ食べて満足感を満たしておけば、昼や夜に「おなかすいて死にそう」となることも減少する。しかも朝にガッツリ食べておくと、体や頭の調子もエンジン全開のフル回転。朝食って本当に大切なんだな……と痛感した次第だ。

・バランス&バランス

献立のポイントは、とにかく「バランス」を意識した。まずはタンパク質豊富な魚は必須。野菜も、ビタミン豊富なブロッコリーやインゲンなどを積極的に摂取。ドレッシングは使わず、コショウ&良質なオリーブオイルで脂質を摂取。海藻類(ミネラル)は「もずく酢」でカバーしつつ、元気の源「納豆&卵」も極力毎日食べるようにした。

・おかずを冷蔵庫にストック

そのほか、砂糖不使用の「きんぴらごぼう」や「ひじきと大豆の煮物」などは、週末に一気に作って冷蔵庫にストック。ちょっとずつ小鉢に入れて、約1週間かけて食べていった。あとは、無脂肪のヨーグルトに「糖質ゼロの寒天ゼリー」を添えたものをデザートにしたり、糖質はあるけどビタミン&ミネラル豊富な「果物」を、自分へのご褒美として摂取していた。

・自然と「ごはん抜き」に

余談になるが、私は大の「コメ好き」である。白米をおかずに白米が食えるほどの白米好きなのであるが、これだけ種類豊富なおかずがあると、とてもじゃないが白米なんてハラに入らない。よって、自然と「ごはん抜き(糖質抜き)」になっていった。

・会社のデスクで刺身も

昼や夜は、お弁当を会社に持っていったり、会社の冷凍庫に冷凍の枝豆を忍ばせておいたり、家の近くのお魚屋さんで買った刺身を保冷バッグに入れて会社へ持参したりと、いろいろ工夫しながら「とにかく高タンパク低脂肪」を意識しながら摂取していた。

・水の重要性

ちなみに、食べ物だけではなく、飲み物も徹底した。1カ月間、主に飲んでいたのは「水」と「天然炭酸水」のみ。ジュースはもちろん、麦茶やコーヒーも飲まなかった。一体なぜ麦茶もダメなのか? その答えを、幸蔵コーチは例え話で説明してくれた。

人間の身体を水処理施設だと思ってごらん。綺麗な水を飲めば処理をする必要はないよね。でも、ジュースを飲んだら、水と砂糖……とかに分解し、体に吸収させる為の工程が発生する。そして、消費しきれなかったエネルギー源(砂糖)は脂肪として残っちゃう。細かく言えば、麦茶も同じ。体に吸収させるために分解する工程が発生するんだ。

だいたい人間、何かを食べたり飲んだりすると、水処理施設(内臓)が綺麗な水(体が吸収できる栄養素)にするまで約3時間〜5時間くらいかかる。その間、お腹の水処理施設はフル活動。そんな状態で睡眠をとっても、頭は休めているけどカラダは全然休めていないんだ。しかも太る。

さらに言えば、筋肉のリカバリー(再生)は、その処理活動が終わってから始まる。となると、すべての工程が終わってから睡眠をとれば、頭も体も休めるし、筋肉はもちろん、肌も、爪も、髪の毛も……効率よく再生されるわけなんだよ。

夕食は寝る前の約5時間前に終わらせるというのも、すべてはリカバリーのため。水処理施設に余計な負担を与えないで効率よく動かしていくと同時に、綺麗な水もグイグイ入れたら、綺麗な水がガンガン回って代謝もアップ、疲れも取れるし回復も早い」

──みたいな感じだ。

・血糖値を意識

また、「食事は最低でも1日3回以上とること」の意味は、血糖値を一定に保つため。血糖値が急上昇すると、インスリンが出て上昇した血糖値を下げようとするらしい。そのインスリンの影響で、体脂肪が増加してしまうのだという。そういえば、よく幸蔵コーチは「食べる順番は野菜から」と何度も私に助言していた。これも血糖値の急上昇を防ぐためだという。

ちなみに、毎回のメシは、そのつどコーチに写メを送った。何か注意点があれば、すぐさまコーチがアドバイスをしてくれるのだが、なにより「コーチが確認するのでちゃんとしたものを食べないと……」という意識が働くのが重要なのかなと思った次第だ。

ほかにも食に関するアドバイスは山ほど教えてもらったのだが、長くなってしまうのでこのへんにしておく。続いての章は、「プライベートジム&パーソナルトレーニング」の重要性についてだ。

協力:世田谷フィジコFacebook
Report:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

【劇的変化】1カ月間メシをモリモリ食ってガチで筋トレしたらこうなった『第三章:プライベートジム&パーソナルトレーナーでないと無理』

続いてはプライベートジムの重要性を説いてみたい。世田谷フィジコさんに「お世話になったから」という感情を抜きにしても、正直な感想として “プライベートジムなしの1カ月でここまで筋肉量をつけることは絶対に不可能だった” と断言しよう。いったいなぜ、そう言い切れるのか? こればっかりは動画を見てもらうのがてっとり早い。

もうね、情けなくも、しんどすぎて、つらすぎて、限界を突破すると声が出る。時には半べそ、時にはあえぎ、そして時には叫び声だ。こんな姿、ひとつのフロアで大勢の人がトレーニングをしている「いわゆるジム」では、見せられるはずもない。

・筋肉をブッ壊せ!

なぜここまで声が出てしまうのか? その答えは、プライベートジム『世田谷フィジコ』ならではのトレーニング理念によるものだ。同ジムの基本的な姿勢は、ずばり「筋肉を限界まで追い込むこと」に尽きる。もしもキャッチフレーズがあるならば、「筋肉をブッ壊せ!」であろう。しかし、ブッ壊さないと筋肉は増えないのである。

しかし、ひとことに “ブッ壊す” とはいえ、そこまでスパルタではない。ジムの大ボスである幸蔵コーチをはじめ、若手のイケメントレーナー「ヒカルさん」もトレーニングの専門家。私を徹底的にシゴいてくれた2人のコーチは、私の限界を着実に見極め、時にヘルプをし、叱咤激励しながらギリギリまで追い込んでいってくれた。

そういえばある時、ヒカルさんが以下のようなことを言っていた。

「回数は、あくまで目安。大切なのは、本当に限界まで追い込むこと。確実に “筋肉に効くようにトレーニング” をして、筋肉を安全に壊すこと。効かないトレーニングを続けても、時間はかかるわ、疲れるだけだわで、あまり効果はないんです」

──と。

もしも自分1人でトレーニングをしていたら、ここまで自分を追い込むことは絶対に不可能だったであろう。自分が思っている「自分の限界」は、実は限界ではなかったりする。プライベートジムのパーソナルトレーナーは、そんな「自分の限界」のリミッターをカットしてくれるのである。「まだ限界じゃないよ! まだいける!!」と。

・アメとムチ

ちなみに、そんなハードな限界トレーニングの時間は、1回につき約60分くらい。極限まで追い込まれ、もう立ってられない……ってレベルまで疲れ果てた地獄のあとには天国が待っている。なんと毎回コーチらが、入念なストレッチをしてくれるのだ。

これ、マジのマジで本当に天国。まさにアメとムチというか、「すべてがむくわれた……」てな気持ちになるのだ。そしてシャワーを浴び終えスッキリしたら、プロテインが差し出される。これがまた美味いのなんの!! 限界まで疲れた時は特に美味い。こんなに美味い飲み物がこの世にあったのか……ってくらいに美味いのだ。

・料金を高いと見るか安いと見るかはあなた次第

ちなみにだが、世田谷フィジコの料金体系は「結果にコミット」の某ザップと比べると遥かに安い。そりゃ普通の「いわゆるジム」よりは高いが、プライベートジムでのパーソナルトレーニングとして考えると、価格破壊といっても良いくらいに安い。

詳しくは同ジムのHPをご覧になって欲しいのだが、初回申し込み限定の体験トレーニング(60分トレーニング+30分ストレッチ)は税抜6000円で受けられる。ちなみに、「ロケニュー見たって人は体験料金半額(※2017年7月末まで)でイイよ〜」と、同ジムのオーナーが酔っ払いながら言っていたので、絶対に忘れないようにしよう。

仮に、私が1カ月(4週間)続けさせてもらった「1週間内の3日間コース(4万5000円)」で計算してみると、合計18万6000円(税抜)という計算に。これを単純に高いと見るか、それとも一生モノの知識も得れるから安いと見るかは、あなた次第。他にも様々なコースがあるみたいなので、体験トレーニングで相談してみるのが良いだろう。

続く最終章「第四章:家でもできる自重トレーニング」は、世田谷フィジコで教えてもらった「家でもできる自重トレーニング」を、わかりやすく動画でまとめたページになっている。お金をかけずに正しく筋トレしたい人はブックマーク必須だぞ!

協力:世田谷フィジコFacebook
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Photo:RocketNews24.


【劇的変化】1カ月間メシをモリモリ食ってガチで筋トレしたらこうなった『第四章:家でもできる自重トレーニング』

この章は、ほぼ動画で構成されている。コーチの説明やトレーニングの様子も ほぼノーカットなので、実際にジムにいる感覚で、私と一緒にやってみよう\(^O^)/

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協力:世田谷フィジコFacebook
Report:GO羽鳥
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【劇的変化】1カ月間メシをモリモリ食ってガチで筋トレしたらこうなった『おまけ:羽鳥のガッツリ朝食(羽鳥朝定)』


























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