この世に誕生してから30年以上も経っているにもかかわらず、飽きないゲーム性で人気のテトリス。落ちてくるブロックが横1列に並ぶと消える「落ちゲー」というのは、もはや説明するまでもないだろう。
さて、そんな誰しも一度はプレイしたことがあると思われるテトリスだが、頂点を決める戦いが存在するのをご存知だろうか。もし知らない人は、2016年の「テトリス世界大会」決勝戦を閲覧することをオススメしたい。なにせその勝負は「神 vs 神」とも言えるほどハイレベルなのだ。
・2016年の世界大会決勝戦
果たして頂点を極めるテトリスはどんな世界なのか。YouTubeにアップされた動画「Finals – 2016 Classic Tetris World Championship」では、2016年チャンピオンの座をかけて争った戦いを確認できる。対戦したのはジェフとジョナスの男性2名。先に3勝した方が優勝というシンプルなルールである。
・圧倒的なリカバリー能力
まずはいつものテトリスのように「スロー落ち」から勝負はスタートする。ただ、さすがは数々の猛者(もさ)を倒してきた2人。もし軽くミスしても難なくリカバリーと、序盤は準備運動にもならないようだ。
それから徐々に落下スピードがアップするも、彼らは全くもって問題なし。普通の人なら詰んでしまうようなシーンでも、すぐさまクリーンな状態に戻してしまう安定感がある。
・神 vs 神の勝敗はミスから決する
このままだと永遠とテトリスやれるんじゃ……とさえ思える対決は、もはや神 vs 神。一応、人の名前をしている2人だが、その正体は本当に「神」かもしれないなんて考えが浮かんでくる。だがしかし!
意図していない場所にブロックを置いてしまうと、一瞬にして局面は変化。そしてあっけなく勝敗は決することになる。とはいえ、考える時間がほとんどない中、彼らはミスをしながらも突破口が見えているところが恐ろしい。
・見ていて飽きない対決
死闘を繰り広げる彼らのテトリスは、見ていて飽きないほど手に汗握る攻防戦。約30分という長い動画ではあるものの、ブロックの崩し方が違うところなども見ていておもしろい。彼らの脳の中身が気になる勝負は必見だ。