ロケットニュース24

ゴキブリへの恐怖を克服する9の方法

2017年6月7日

さあ梅雨入りもしたことだし、ムシムシ&ジメジメとした快適な気候になってきた。やっとオレたちの季節がやってきた!! ……と大喜びしているのは日本全国のゴキブリたちである。やつらは今ごろ準備体操している。ここぞという時に大暴れするために!

そんなゴキブリを好きな人はいないだろう。もちろん筆者もヤツらのことは大嫌い。だが、今はちがう。ゴキブリを前にして逃亡することはなくなった。決して「好き」ではないのだが、いつの間にか「恐怖」を克服していたのである。ということで今回は、私の経験に基づいた「ゴキブリの恐怖を克服する9の方法」をご紹介したい。

・その1「ゴキブリの生態を勉強し熟知する」

まずは敵を知ること。その知られざる能力を知れば知るほど恐ろしくなるのもゴキブリであるが、基本的なことは知っておいて損はない。たとえば、基本的にゴキブリは「上から下へしか飛べない」など。戦う時に、その知識が大いに役立つことになる。

・その2:単なる虫であり、圧倒的弱者であることを再確認

いざゴキブリと対峙するとパニックになり、ヤツが単なる昆虫(害虫)であることを忘れがちになる。不潔だけど、別に命にかかわる毒はない。踏み潰せば簡単に死ぬ。どう考えても人間のほうが有利。出会った瞬間に「勝利」は約束されているのだ。

・その3:ビニール袋に入れ、至近距離からよく観察してみる

知識だけでなく、ゴキブリがどんな虫なのかを実際に見学することも有効。筆者は過去に、殺した奴をビニール袋に入れ、目の前2センチほどの距離から観察した。実際の「頭」がどこについているのかなど知っておくと「単なる虫」と思えてくるのだ。

・その4:強力な殺虫剤の力を信じる

殺虫剤さえあれば怖くない。今の殺虫剤は本当に強力。海外の殺虫剤も散々使って戦ってきたが、日本の殺虫剤の能力はピカイチだと筆者は思っている。無論、最強は「ゴキジェットプロ」。最強のウエポンがあるのだから、絶対に負けることはない。

・その5:ゴキブリ宿に泊まってみる

経験こそ命。日本でもあるかもしれないが、海外の安宿には、本当に「建物すべてがゴキブリだらけ」な宿がある(あった)。そこに一晩でも泊まろうものなら、4〜50匹(しかもキングサイズ)と戦うハメになる。その経験が、あなたを強くするのだ。

・その6:毎日欠かさず決闘する

さすがに1晩50匹は無理。筆者も、もう二度と泊まりたくはないのだが、毎晩1〜2匹の宿ならば、3日くらい宿泊するのも良い経験になるだろう。ちなみに筆者は1カ月半もの間、毎晩ゴキブリと決闘していた。ある意味、この宿で「慣れた」のだ。

・その7:ゴキブリ夜行列車に乗ってみる

その昔、インドの夜行列車に乗った時、一晩中ゴキブリと戦うハメになった。具体的には、寝台ベッドの横にある小物入れポケットから、ドラえもんの四次元ポッケのごとく無限にゴキブリが出てくる地獄絵図だ。これを体験したら、もう無敵だ。

・その8:ゴキブリの気持ちになってみる

ゴキブリの心になって気温と湿度を感じられるようになると、「あ、今日はヤツらが出る」と予感できるようになる。筆者の場合、この予感の的中率は7割以上。しかも室内ではなく屋外で出会う。前もって知っていれば、急な出現にも驚くこともない。

・その9:食ってみる

まさに「敵を食う」的な究極奥義。しかし室内にいるゴキブリは不衛生なので、決して食べないように。ちなみに筆者の場合は、マダガスカルゴキブリを天ぷらにして食した。一度でもゴキブリ食を経験したら、「いざとなったら食い殺せる」と思えるようになる。圧倒的に自分のほうが強い。弱肉強食。ゴキブリもビビるに違いない。

Report:GO羽鳥
イラスト:マミヤ狂四郎
Photo:RocketNews24.

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