数年前の中国といえば、パクリ大国のイメージが強かった。それもそのはず、お金になることならばマッハの速さでコピー商品が作られ、著作権を無視してやりたい放題。コピー市場が当たり前のように存在し、偽物が安い値段で売りさばかれていた。
ただ、ここ数年はその数も減少傾向。これじゃイカンということで、政府も偽物の取り締まりを強化し、効果も見えてきていた……のだが! 先日、新たなパクリ工場が摘発され、世界を震撼させている。なにせ、パクっていたのがアメリカの大手ビールの「バドワイザー」。しかも、その作り方が想像を絶するヤバさだったからである!
・想像を絶するヤバさ
ビールの偽物と言っても、いまや中国は世界を代表する生産国。激安で圧倒的なシェアを誇る雪花ビールや緑色のビンでおなじみの青島ビール、莫大な量を国内で消費していることもあるが、世界の中でシェア率上位に名を連ねる企業も多い。
きっと……きっとバドワイザーをパクるにしても、レベルの高いパクリ方をしているに違いない。そう思いながら、工場内部を撮影した映像を確認してみたところ……ほげえぇぇ! これは完全にひと昔前の中国! THE中国の偽物ではありませんか!!
・超がつくほど不衛生
なんというか、とにかく不衛生極まりないのだ。無造作に置かれた空き缶に従業員たちがビールを詰めていくのだが、普段着と素手作業の超絶コンボ。さらに液体も得体の知れないものだから、もはや言葉が見つからない。
すでに偽ビール工場は取り締まられているものの、もし口にしたら……と想像するだけでゾッとする。本家のバドワイザーは缶のシリアルナンバーをチェックするなど、対応を呼びかけているが、ダメージは決して小さくないだろう。
参照元:Facebook、Mail Online(英語)
執筆:原田たかし