パン屋の実力はクロワッサンにあらわれると思う。シンプルであるがゆえに、技術を必要とするクロワッサン。これ1つ食べれば、パン屋の技術やこだわりのすべてを知ることができるといっても、過言ではないだろう。
そんなクロワッサンを愛してやまない人達に、ぜひとも試して欲しいことがある。それは、伊勢丹新宿本店6・7階の催物場で開催している「フランス展」に行き、出店しているベーカリーのクロワッサンを食べ比べることだ。実力店が集結しているので、美味しいクロワッサンを食べ比べることができるぞ!
この催しは、2017年4月12日から18日までの日程で開催している。フランス文化の祭典「ボンジュール フランス」と伊勢丹がコラボレーションして、行われているのだ。
・ル・グルニエ・ア・パン
6階催物場では、ワインやチーズ、スイーツなどのフランスの食文化を伝えるお店が出店しており、ベーカリーもそのひとつ。クロワッサン食べ比べのために購入したのは、フランスに本店を持つ「ル・グルニエ・ア・パン」のクロワッサン(260円)。
・ジャン・キルシャー
ヨーロッパの有名レストランにパンを供給している、歴史ある名店「ジャン・キルシャー」のクロワッサン(410円)。
・パティシエ・シマ
東京・麹町の有名店「パティシエ・シマ」のフランス産イズニーの発酵バターを使った、クロワッサンイズニー(342円)。
当編集部のなかでも、特にクロワッサン好きな私(佐藤)と、GO羽鳥、Yoshioの3人で食べ比べてみた。3人は自他共にクロワッサン好きを認める、「クロワッサンおじさん」である。
・もっとも高評価なのは……
さて、3つを食べ比べてみたところ、もっとも評価が高かったのは、ル・グルニエ・ア・パンのクロワッサンだ。これを一口食べた瞬間にバターの甘さが口に広がり、サックリとした食感も心地良い。何より、他の2つに比べて、260円という価格も魅力的だった。
次に、パティシエ・シマのクロワッサンイズニー。食感ではル・グルニエ・ア・パンと甲乙つけがたいところだったが、噛むほどに風味が増す印象。ジャン・キルシャーはハードなタイプで、しっかりとした味を求める人にはおすすめだ。
「フランス展」は、クロワッサンだけでなく、美味しいパンに出会える素晴らしいイベントである。週末はきっと恐ろしく混むと思うので、平日狙いで出かけるのもアリだろう。
・イベント詳細
名称 フランス展
場所 伊勢丹新宿本店(東京都新宿区新宿3丁目14−1)
会期 2017年4月12~18日
時間 各日11:00~20:00(最終日は15:00終了)
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24