クラウドファンディングは、何かを開発するために資金が必要だったり、困っている人を助けるために利用されるべきだろう。
しかし、なかには個人的に欲しい物を購入するための資金調達として利用する人もいるようで、150万円の婚約指輪を買うためにクラウドファンディング中のユーザーが、「あり得ない!」とネットで話題になっているので紹介したい。
・婚約指輪を買うためにクラウドファンディング!
米アトランタ州に住むウィリアム・オリヴァーさんという男性が30歳の誕生日を迎えた時に、彼の恋人が節目となるバースデーを祝うために、30個ものプレゼントで驚かせてくれたのだとか。
そんな、心優しい恋人にプロポーズしようと決心した彼は、彼女を驚かせたいと、とびっきりゴージャスな婚約指輪を贈ることを決意! しかし、豪華なダイヤモンドの指輪を買うお金がない彼は、クラウドファンディングで資金集めをすることを思い立ったのである!!
・目標額は約160万円!!
そこで、ウィリアムさんはクラウドファンディングサイト「GoFundMe」でページを作成し、目標額を1万5000ドル(役166万円)に設定。彼は紹介文に、「資金は全て、寄付者が誇れるような美しい婚約指輪のために使われます。クレイジーだと思われるかもしれませんが、愛は無料だけれど婚約指輪と結婚式はタダではないのです」と綴り、助けが必要であることをアピール!
しかし、自分の欲しい物が高価で買えないからとネットで寄付を募っていたら、単なる “おねだり” とあまり変わらない感じではある。
・現地点で集金額は約6万円……
ところが驚くことに、ウィリアムさんに助けの手を差し伸べるべく、チラホラと寄付をする人々が登場! なかには、300ドル(約3万3000円)もの金額を献金する人も現れていたのだが、現時点で集金額は609ドル(約6万7500円)にしかなっておらず、目標額に達するのは難しそうだ。
夢を叶えたり、人助けをするためにクラウドファンディングを利用するのは一つの手だが、ウィリアムさんの動機は不純すぎるのではないだろうか。他人から寄付してもらうお金は、人のために役立てる目的で使いたいものである。