最近では、インターネット上でさまざまな動画を視聴できる。ちょっと検索すればおもしろい動画が見つかって、うっかり夢中になってしまうとアッという間に時間が経つのだ。

私のようなオッサンからすると、本当に便利な時代になったなぁ~と思わずにはいられない。

さて、いつものように、おもしろ動画サーチにいそしんでいると、スゴイのを見つけたのでご紹介したい。いやあ、これはハイレベルで、ビックリだわ。

・ボートレースの新作WEBムービー

それは、ボートレースの新作WEBムービーである。名監督のおもしろ動画2本を公開しているのだ。

まず、TVCMやWEBムービーなど広告映像全般で活躍中の高根澤史生監督による「神輿レース」篇。そして、PVやショートフィルムなどの分野で活躍している森義仁監督の「SUSHI BOAT(スシ・ボート)」篇。

どちらも、ボートレースのPRのために制作されたとは考えられないようなクオリティーなのである!



・日本の奇祭「神輿レース」

詳しく見ていくと、「神輿レース」篇は日本の奇祭をモチーフにしたストーリー。記録映画風になっていて、初老っぽい女性が「これは間違いなく、母の村の記録でございます」と語り始める。

その女性によると、母親の村ではかつて「神輿レース」という奇祭が行われていた。老人もおじさんもおばさんもヤンキーも、村人全員が参加して、チームごとに神輿を担いで戦う。

「それそれそれそれー!!!」や「女は40過ぎてからや~!!!」などと口々に叫ぶ村人たち。ほかの神輿がぶつかり合って膨らんだ隙に先行する「まくり差し」という必殺技もあった

戦後の混乱で、この競技は途絶えたが、その精神を受け継ぐのが……ボートレース!ってマジか(笑)。



・幻想的な寿司屋「SUSHI BOAT」

一方、「SUSHI BOAT」は幻想的な寿司屋が舞台である。店の中央には、回転寿司のレーンっぽく、水槽のようなものが設置されている。

その店を訪れた外国人男性が「おすすめではやいやつください」と注文すると……6人の寿司職人が握る、握る、握る! そして、12時を告げる鳩時計を合図に、寿司をのせた小型ボートが水槽の上を走る、走る、走る!

うん、速い。ものすごく、速い。これは「はやいやつ」だわ。そして、無事に「はやいやつ」を口にできた外国人男性は、感無量の表情を浮かべるのだ。

どちらも、2分程度の動画ながら、まるで映画のように作り込まれている。ミステリアスな雰囲気の「神輿ボート」も、マジカルな雰囲気の「SUSHI BOAT」も、なかなか良作なのではないだろうか! ぜひ、その目で確かめてくれよな!

参考リンク:ボートレースラウンジサイト