アメリカを代表する人気ロックバンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(以下レッチリ)は、2016年6月に通算11枚目となるニュー・アルバム『ザ・ゲッタウェイ』をリリースし、現在はワールドツアー中だ。
そんなバンドのギタリスト、ジョシュ・クリングホッファーがスマホでライブを撮影しまくるファンにウンザリして、その気持ちをステージで表現した方法が傑作だと話題になっているのだ!
・レッチリのギタリストが不満な気持ちを傑作な方法で表現!
レッチリがイタリアのトリノでライブを行った時に、せっかく生でバンドの演奏を楽しめるというのに、ファンがスマホでの録画に忙しく、スクリーン越しにしかステージを見ていなかったのだという。そこでジョシュは、傑作な方法でファンに自分の不満な気持ちを表現したのである。
・ファンを撮影するジョシュをファンが撮影する皮肉な状況に……
バンドの代表曲の中でも一番の人気を誇るシングル『Californication』の演奏中、なんと一番の見せ場であるギターソロを弾かずに、ジョシュは自分のスマホを取り出してファンを録画しだしたのだ!
彼は、25秒ほどにわたりギターソロを放棄してスマホでの録画に勤しんでいたのだが、そんなジョシュをファンが必死で撮影するという、なんとも皮肉な状況が生まれる結果に……。
・スマホの撮影に夢中でライブはそっちのけ!?
英ロンドンでレッチリのライブを見たというファンは、「会場にいた観客が本当にひどかった」と感想を漏らしている。なんでも、ほとんどの人がスマホを頭上に掲げてライブ録画に忙しく、曲に乗って飛び回ったり拳を振り上げる人はいなかったのだそうだ。
レッチリだけでなく他の人気ロックバンドのライブ中にも、メンバーがメールを打つファンにステージからクレームをつけたり、撮影に忙しい人の手からスマホを取り上げたりなどのハプニングが起こっているそうだ。
バンドはファンと一体化したくてライブやツアーを行っている訳で、観客がスマホのスクリーン越しでしかステージを見ていなかったら、不満が溜まってしまうに違いない。記念に何枚か写真を撮影したら、その後は生のライブを存分に満喫するべきではないだろうか。
参照元:Facebook @Red Hot Chili Peppers、GUITAR WORLD(英語)
執筆:Nekolas