ムスコスさんが “荒ぶって” いるらしい。……というのも、スウェーデンの北部・オーベルトーネオ市の地方議会議員であるペルエリック・ムスコス(Per-Erik Muskos)氏が、「スウェーデン国民は、勤務中に自宅に戻ってパートナーと性交渉するために1時間の有給の休憩を取るべき」との提案を議会に提出したというのだ。
ざっくり言うと、「勤務中に性交渉すべき」ということらしいが……一体、ムスコスさんはナニを狙ってそんなことを言っているのだろうか?
AFP通信が報じるところによると、ムスコス氏が上の提案をした目的は「人間関係の向上」だという。なんでも、ムスコス氏は「現代社会において、カップルは一緒にいる時間を十分に取れない」と語っているらしく、今回の提案は「カップルがより良い関係を築くため」と説明しているようだ。
なるほど……。理由や背景だけを見れば、何となく “いいこと言ってる” と思わなくもない。しかし、「なぜその解決策が勤務中の性交渉なのか? 他になかったのか?」と感じてしまうのは、私だけではないだろう。
いや、そもそもこの提案ってうれしいのか? みんなどう思うんだ? と気になったので、当ロケットニュース24と姉妹サイト・Pouchの編集部内で、「ムスコスさんの提案、どうよ?」と聞いてみた結果……以下のような声が集まったので紹介しよう。
・周囲の声
「いかにも “ヤッてきました” って感じで会社に帰ってきたら、社内の空気が悪くなる」
「自分がヤッて無くて、他のヤツがヤッてたら『マジかよ、こいつ!』ってなる」
「性交渉ではなく、セルフバーニングの方が日本向き。そしてそれを “シエスタ” と称すべき」
「パートナーとはナシ」
「背徳感が無くなってしまうから良くない」
「それがルールになったら、結果的に回数が減りそう」
「ポツンと残された “パートナーのいない人” が可哀想」
「S●Dの企画でそういうのがありそう」
「1時間という時間が微妙」
「周囲に『その休憩を取ります』と、どうやって伝えたらいいのか分からない」
「ルールにはすべきではない。そういうのはアドリブ感が一番大事だから」
「いいんじゃないですか。そういうことを言い出す国っていいと思う」
「仕事中に一番いい息抜きはソレでしょ」
「仕事中にイきヌきとは、いかがなものか」
「個人的には必要ないが、有給なんだからアリかな」
……といった感じで、おおむね賛成派よりも反対派の方が多いという結果になった。
・本当に実現するの?
それにしても、このムスコスさんの提案は本当に実現するのだろうか? そしてもし実現したら、スウェーデンのその町の昼休みは一体どうなってしまうのか? さらに、午前中に仕事でミスをした場合、どのツラ下げて「性交渉休憩、取りまーす」と言えばいいのか? ……などが個人的には気になるのだが、みなさんはどうだろう?
ちなみに、ムスコス氏は今回の提案が議会を通過しない「理由は見当たらない」と述べているらしく、バリバリ強気のようである。