圧倒的な存在感で人々を魅了するデカ盛りグルメ。完食を目指すとなると強い体力と精神力が求められるが、空腹がピークに達すると「今なら自分でも驚くほどの量を食べられるはず……」と闘志が湧き上がるものだ。
そんな闘志むき出しの人にオススメしたいのが、福岡・博多の『とんかつ大将』である。この度、限界ギリギリの大食いバトルを繰り広げてきたのだが、とんかつが大皿にズドーーーンッと整列している姿は破壊力抜群だったぞ!
・博多駅南店
今回訪れたのは、博多駅から歩いて約15分のとんかつ大将博多駅南店。とんかつ大将は、とにかく安くて腹いっぱい食べられると評判で、大宰府や大野城にも店舗があり、福岡県民にとっては馴染み深いとんかつ屋である。
店内はテーブル席を中心に結構広め。漫画が大量にあるので一人飯には嬉しい環境と言える。筆者は大食いバトルに最も集中できるであろう壁に向かったカウンター席に座ることにした。
・ジャンボは「ありえない」サイズ
さっそくメニューを確認してみると、定番のとんかつ定食は5段階のサイズがあることがわかる。詳しい説明によると、ミニ(580円・他店のミニサイズ)、小(680円・他店の普通)、中(880円・他店の大)、大(1180円・他店のジャンボ)、そしてジャンボ(1480円・ありえない)らしい……。となれば、もちろんジャンボ一択である。
なお、大サイズとジャンボサイズはサービス価格らしく、複数人数で分け合う形の注文は禁止とのこと。まあ、カウンター席で静かに戦いを待つ戦士たちにとっては、関係のない文言といえるだろう。
・運ばれてきた瞬間に負けそうになる
待つこと5分少々で、あまりにもデカい「ジャンボとんかつ定食」がやってきた……。わかっていた、わかっていたハズだが恐怖で足が震えている。味噌汁が子供サイズに見えてしまうほど、とんかつの皿がデカすぎィィィイイイイッ! 山盛りのキャベツも地味に戦意を喪失させる……。
・食べてみると……
あまりの迫力に一瞬ひるんでしまったが、特製とんかつソースで一口パクリと食べてみると……よし、いける! 脂身が少なくてヘルシーな感じ、飽きることなくバクバク食べられるウマさだ! 薄めの厚さで食べやすいのも良し、キャベツも豪快に食べまくるゾーーッ!!
とは言ったものの、中盤あたりから「持ち帰りたいんですけど……」と心の中でつぶやくほど弱気になっている自分がいた。しかし、大食いはマラソンと同じで過酷になってからが本番。しっかりカラシを効かせて、ご飯もバクバク食べる。ウマいウマいウマいッ!!
というわけで、なんとか限界ギリギリで無事に完食することができた。かなり壮絶な戦いではあったが、大食いに自信がない方にもオススメできるコスパ抜群のとんかつ店だったので、気になった方はぜひチェックしてみてくれよな!
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 とんかつ大将 博多駅南店
住所 福岡県福岡市博多区博多駅南3-15-1
時間 11:30~15:30 / 18:00~23:00
休日 日曜・祝日
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
▼とんかつ大将
▼メニュー
▼ジャンボとんかつ定食
▼デカすぎる
▼特製ソースもウマい
▼半分くらいで苦しくなる
▼後半は気合いで駆け抜けろ
▼完食ッ!
▼シェアは禁止なので注意!