boxing

スポーツの試合が成立するためにレフェリーは欠かせない存在だが、決してその仕事は楽なものではない。常に正確なジャッジが求められるプレッシャーはもちろん、集中した選手たちの妨げにならないよう機敏に動かなくてはいけないからだ。

そして格闘技のレフェリーとなるとさらに大変。まさに危険と隣り合わせと言ってもいいが、先日行われたボクシングの試合でまさかの事件が勃発していたのでご紹介しておこう。聞いてびっくり。レフェリーが選手から殴られてKOされるというハプニングが起きてしまったのだ。

・アメリカで行われた一戦

それは2017年1月14日にニューヨーク州のバークレイズ・センターで行われたWBC&IBFスーパーミドル級統一戦でのこと。バドゥ・ジャック選手とジェームス・デゲール選手の激闘となったラウンド間で、インターバルに入ろうとしたところ……なんと!

・パンチがレフェリーのアゴを直撃

時間ギリギリで繰り出した左ストレートが、両者の間に割って入ったレフェリーのアゴを直撃! レフェリーは足元からグラつくと、選手にもたれるようにしてダメージを負ったのである! プロのパンチをモロに食らったから無理もないが、レフェリーの意識は飛んでいるようにも見える。

当然、選手も故意で殴った訳でもなく、まれに見るハプニングではあるが、動画「Boxing referee gets punched after the round!」で実際に確認してみると相当痛そう。ボクサーは命をかけてリングに上がっているが、レフェリーもまた命がけである。

参照元:YouTube
執筆:原田たかし