日本マクドナルドは2016年10月に昼マックを廃止して、「おてごろマック」の提供を開始した。ハンバーガーメニューはエグチ・バベポ・チキチーの3種である。
これに対して、バーガーキングも同一価格帯、つまり200円の商品を12月5日から提供開始したのである。同じ200円という土俵で、どちらがより美味しいものを販売しているのか、食べ比べてみた。
・マクドナルド200円メニュー3種
マクドナルドは、エッグチーズバーガー(エグチ)・バーベキューポークバーガー(バベポ)・チキンチーズバーガー(チキチー)の3種を200円で販売している。おてごろマック発売開始当初は、ハムタス(ハムレタスバーガー)もあったのだが、現在は販売していない。
発売開始時、これらの略称に違和感もあったのだが、今ではすっかり馴染んでいるようだ。後ほど説明するのだが、バーガーキングよりも商品を覚えやすい利点がある。
・バーガーキング200円メニュー4種
12月5日にバーガーキングが販売開始したのは、ハッシュブラウンチーズバーガー・アボカドバーガー・クリスピーBBQバーガー・フォーチーズバーガーの4種。いずれも200円である。価格帯は完全におてごろマックと同じだ。
100パーセントのビーフパティを、直火で焼き上げている。これはバーガーキングの売りなのだが、名前が覚えにくい。そもそも「ハッシュブラウン」(マクドの場合、ハッシュポテト)が何なのかさえ、わからない人もいるだろう。フライドオニオンの入った、クリスピーBBQは、名前だけでどんな商品なのか、想像することができない。この点において、マクドナルドに劣ると言わざるを得ないだろう。
・パティサイズはマクドナルド
さて、名前はこれくらいにして、問題は中身だ。パンのサイズ感はほぼ同じ。パティ(肉)に関していえば、マクドナルドの方がいくぶん大きく見える。
パティは小さく見えるものの、バーガーとしての厚みは、バーガーキングの方が上回っている気がする。バーガーキングの方が、よりボリュームがある印象だ。
・パティとパンで味比べ
最後は味。味に関しては、具材の違いは省くことにする。編集部の3人で、それぞれマクドナルドの商品とバーガーキングの商品を食べ比べて、パンとパティについて意見を求めた。すると、バーガーキングの直火焼きパティが、より美味しく感じることがわかった。
実際に私(佐藤)も食べてみたのだが、火で焼いたパティのスモーキーさが、食欲をそそる。そしてパンについてもバーガーキングの方が美味しく感じた。噛めば噛むほど甘味を感じる。これに対して、マクドナルドは味気ない感じがした。私が食べたバベポは、ピクルスの酸味とソースの味が強すぎて、酸っぱいという感想しか抱けない。
同じ200円でも、これほど違うのか? と驚いた次第だ。略称で認知を広げるマクドナルド、味で猛追するバーガーキング。200円バーガー戦争はどちらに軍配が上がることになるのだろうか?
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼編集部メンバー3人(佐藤・中澤・りょう)で食べ比べたところ、バーガーキングの方が美味しいという結果になった