ロケットニュース24

【単独インタビュー】映画『スター・トレック ビヨンド』公開記念! J・J・エイブラムスに「スター・ウォーズに出演したいです」とお願いしたらこうなった

2016年10月21日

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2016年10月21日、映画『スター・トレック ビヨンド』が公開される。まず始めにぶっちゃけてしまおう、記者は大のスター・ウォーズファンなので、これまで1度もスター・トレックを観たことがなかった。……そしてそのことを今、猛烈に後悔している

試写会で観た『スター・トレック ビヨンド』は最高・最高・&最高。その日のうちに前2作のDVDを借りて観たほど最高であった。そんな『スター・トレック ビヨンド』のプロデューサーで、いま世界一の売れっ子製作者「J・J・エイブラムス」に、なんと単独インタビューを敢行! 以下で詳細をご報告したい。

・大物中の大物

以前の記事で、映画「ジェイソン・ボーン」の主演「マット・デイモン」に単独インタビューしたもようをお伝えした。「なんでウチ(ロケットニュース24)なんだ……正気かよ!」と思ったが、なんと今回はJ・J・エイブラムスのインタビューオファーが舞い込んできたのだ。

映画『スター・トレック ビヨンド』のプロデューサーとして来日しているJ・J・エイブラムスだが、その経歴はマジでヤバい。「スター・ウォーズ フォースの覚醒」や「ミッションインポッシブル3以降」では監督、「アルマゲドン」では脚本、TVドラマ「ロスト」や「フリンジ」では製作総指揮を務めた、大物中の大物である。

……ちょっと凄すぎて、逆に何を聞けばいいのかわからなかったが、こんなチャンスは滅多にない! てか一生ない!! というわけで、足をガクガク震わせながらJ・J・エイブラムス氏に単独インタビューを敢行した。以下がインタビューの内容である。

記者:「試写会で『スター・トレック ビヨンド』を拝見しました。お世辞抜きで最高でした」

「それは良かった。ありがとう」

記者:「正直に言うと、私は大のスター・ウォーズファンのため、これまで1度もスター・トレックシリーズを観たことがなかったんです。意外とそういうファンは多いと思うんですが、そのことについてどう思われますか?」

「そうだねぇ。まず、スター・ウォーズとスター・トレックは別物、あまりにも違うものなんだ。比べる人が多いのも知っているけど、そもそも比べるものじゃないんだよ。

という意味で、スター・トレックファンじゃない人にならこう言える。スター・トレック ビヨンドは、いい入口になるだろう、ってね。宇宙観やキャラクターたちが本当によく描かれているんだ。キャラクター達の人間性に共感できるだろうし、アクションも最高さ。

これだけのスケール感の映画は滅多にない……初めてだといってもいいくらいだ。そういう意味でも、スター・トレック ビヨンドは本当にいい入口になると思う。ジャスティン・リン監督は素晴らしい仕事をしたね」

記者:「ビヨンドの後に1と2を観ましたが私も同感です。ビヨンドがベストだと感じました」

「ありがとう(笑)。ジャスティンに伝えておくよ」

気さくなムードで始まったインタビュー。果たして、スター・ウォーズ出演は叶うのか? 気になる続きは最終ページへGOだ!

参考リンク:スター・トレックBEYOND公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:(C)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved. STAR TREK and all related marks and logos are trademarks of CBS Studios, Inc.

映画『スター・トレック ビヨンド』公開記念! J・J・エイブラムスに単独インタビュー!!「スター・ウォーズに出演したいです」とお願いしたらこうなった(2ページ目)

記者:「次の質問なんですが、今回のインタビューをさせていただくにあたり、あなたの過去の作品を片っ端から調べました。スター・トレックもそうですが、スター・ウォーズやミッションインポッシブルなど、あなたは既に熱狂的なファンがいる作品のリブート(再始動)を多く手掛けていますね。

期待の大きい作品なのでやり甲斐もあるとは思うんですが、反面で難しいプロジェクトだとも言えると思います。これらの作品を引き受けるに当たり、悩んだりしないのですか?」

「もちろん、悩むさ(笑)。どのプロジェクトもメリットとデメリットを考えるよ。でもまず思うのは “なんてラッキーなんだ” ってことだね。期待されている作品に携われるなんて、本当に恵まれているよ」

記者:「なるほど。作品を調べていて気付いたんですが、あなたは映画監督であり、テレビ監督であり、プロデューサー、脚本家、音楽家……などなど様々な肩書を持っていますね。どれが一番しっくり来るんでしょうか?」

「うーん、そうだね……。まず、それら全てのことが出来ていることがラッキーだと思う。でも一番好きなのは監督業かな? 監督業は脚本から編集まで全てに携われるからね。様々なプロセスに触れるのが好きなのさ。

今回のスター・トレック ビヨンドではプロデューサーだけど、プロデューサーというのは監督のビジョンを支える立場なんだ。今回は才能あふれるジャスティン・リン監督をサポートすることを常に心がけていたよ」

記者:「というか凄いことですよね。話が飛んで恐縮なんですが、私はスター・ウォーズに1度でいいから出演してみたいと思っていました。今回スター・トレックを観て、スター・トレックにも出たいと思ったんですが、チャンスはありますかね?」

「ハハハ(笑)。色々チャンスはあると思うよ(笑)。例えばスター・ウォーズは一般オーディションがあったしね。エキストラで出演したいなら、例えばエキストラとして既に出演している人に手紙を送るのもアリだね」

記者:「既に出演しているエキストラの方ですか……探してみます! それでは我々ロケットニュース24のファンに向けて一言お願いします」

「ハロー、ロケットニュースの読者のみなさん! スター・トレック ビヨンドのプロデューサー、J・J・エイブラムスです。ぜひ映画を観てね! 気に入ってくれるといいな。アリガトウゴザイマス」

──以上である。

終始、気さくにインタビューに応じてくれたJ・J・エイブラムス氏。インタビュー前は「気難しい人だったらどうしよう……」とも思っていたが、その心配は無用だった。マット・デイモンにも言えることだが、大物中の大物はみな人当たりがイイ。J・J・エイブラムス氏も、感動的なほど親切な人であった。

冒頭でも述べたように『スター・トレック ビヨンド』はお世辞抜きで最高だ。どちらかといえばスター・トレックを毛嫌いしていた記者が言うのだから間違いない。映画の公開は10月21日……つまり今日である! 気になる人は劇場へ急げ!!

参考リンク:スター・トレックBEYOND公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:(C)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved. STAR TREK and all related marks and logos are trademarks of CBS Studios, Inc.

▼こちらがメッセージ。J・J・エイブラムスが「ロケットニュース」って言ってるよ……。

▼マジで感動した! いつかスター・ウォーズかスター・トレックに出演させて下さい!! J・J最高ォォォオオオオッ!!

[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

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