ピノ・雪見だいふく・ガリガリくん。パピコ・あずきバー・ジャイアントコーン……などなど定番アイスクリームは多いが、モナカタイプのアイスといえば『チョコモナカジャンボ』を思い出す人が多いハズだ。その最大の特徴はパリパリのモナカで、口にするたび「本当にウマい」と感動的な完成度である。だがしかし……。
逆に、楽しみにしていたチョコモナカジャンボがフニャフニャだったときの絶望感は異常! 「消えてなくなってしまいたい……」と思うほど落ち込んでしまう。なぜフニャフニャになってしまうのか? 復活させる方法はないのか? 思い切って森永製菓に聞いてみることにした。
・大正義アイス「チョコモナカジャンボ」
まずはチョコモナカジャンボについて、おさらいしておこう。1972年に「チョコモナカ」として発売された同商品は、今年44歳の大ベテランアイス。チョコモナカジャンボといえば “パリパリ” が代名詞かと思いきや、パリパリを全面的に押し出したのは2003年から。それまでは “バニラ感アップ” などがキャッチコピーだったという。
モナカタイプのアイスクリームは多いが、ここまでモナカをパリパリ状態でキープしている商品はほとんどない。森永製菓を……いや、日本を代表する大正義モナカアイス、それが『チョコモナカジャンボ』なのだ。
・フニャフニャだと絶望的な気持ちになる
だが先述の通り、チョコモナカジャンボがフニャフニャだったときの絶望感は異常である。普段からあまりにもクオリティが高く、パリパリがあたり前になってしまっているため、フニャフニャだったとき時との落差はエゲつない。これはどうにもならないのだろうか……?
というわけで、森永製菓に問い合わせてみると広報担当者が丁寧に質問に答えてくれた。以下がやり取りしたメールの内容となっているぞ。
質問1:「そもそもなんでパリパリなんですか?」
「チョコモナカジャンボはモナカは、研究を積み重ねたモナカを使用しています。また、モナカにアイスの水分が移行してパリパリ感が損なわれるのを防ぐ目的で、モナカの内側にチョコをコーティングしております」
質問2:「なんでフニャフニャになってしまうことがあるのでしょうか?」
「保存状態などいろいろな要因が考えられますので一概に理由の特定は難しいです。ただし、温度が変化(持って帰るまで時間が掛かる等)するとパリパリ感は損なわれやすいです。ご自宅で保管する際は、マイナス18度以下の冷凍庫で保管して下さい。また開け閉めが頻繁だと、冷凍庫内の温度変化が激しくなりますのでご注意ください」
質問3:「パリパリを復活させる方法はありますか?」
「これはあまりお伝えしていない裏ワザ的なものですが、チョコモナカジャンボを袋から出して、そのままオーブントースターで20~30秒温めます。外側のモナカがパリッとしてほのかに温かく、中のアイスは冷たくおいしくお召し上がりいただけます。
オーブントースターの加熱時間は、機種によっても違うので様子を見ながら温めてください。また、チョコモナカジャンボをカットした状態で温めると断面からアイスが溶けだしてしまいますので、袋から出した状態で丸ごとオーブントースターに入れてください」
──以上である! ……と言いたいところだが、結びに書かれていた内容についても記述しておこう。
「チョコモナカジャンボのご愛顧、ありがとうございます! なお、兄弟商品のバニラモナカジャンボもオススメです。“チョコモナカジャンボからチョコがないだけ?” と誤解されている方もよくいらっしゃるのですが、全然違います。
バニラモナカジャンボは、バニラにこだわった、バニラアイス好きにはご納得頂ける商品です。チョコとはまた違う濃厚バニラの味わいですので、ぜひ、食べ比べてみていただければと存じます」
・フニャフニャでも諦めるな
最後はキッチリ、バニラモナカジャンボのPRも忘れない森永製菓の広報担当者……恐るべし。それはさておき、教えてもらった裏ワザを試してみたら、確かにモナカのパリパリが復活していたから、一口食べて絶望的な気持ちになった人はぜひ試して欲しい。フニャフニャでも諦めるな……オーブントースターに入れるんだ!
参考リンク:森永製菓「チョコモナカジャンボ」
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.
▼よく見ると、確かにチョコでびっしりコーティングされている。
▼半分食べて保管などをすると、フニャフニャになりやすいぞ。
▼フニャフニャになっても諦めるな! オーブントースターに入れるんだ!!
▼チョコモナカジャンボ大好き! ヨーロピアンシュガーコーンと同じくらい好き!! パピコも大好き!