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皆さんご存知のとおり、ヤマザキナビスコのライセンス契約終了に伴い、これまで国内生産だったオレオが中国生産に切り替わってしまった。そう、中国産である。

外国産になったら、味が変わりそう! でも、新オレオは日本向けに改良されているという話だし……ええい、四の五の言っていても始まらねえ! ということで、「旧オレオ」「新オレオ」そして「中国市場向けのオレオ」を実際に食べ比べてみたぞ!!

・パッケージが中国オレオ風に

今回用意したのは、ヤマザキナビスコ時代の「旧オレオ(国産)」、9月12日発売のモンデリーズ版「新オレオ(中国産)」、そして中国市場向けの「中国オレオ(もちろん中国産)」の3種。レビュアーは、中国在住時に一瞬ご飯が食べられなくなり中国オレオで命をつないでいた沢井メグだ。

さて、新オレオのパッケージは、箱に変更。写真も、“ザッパーン” と牛乳につけているものに変わっている。豪快で外国っぽいデザインである。

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さらにその写真をよーく見てみると……中国オレオと同じやないか! 使われている写真が、どうもまんま一緒なのである。では中身も中国と一緒なのかな……?

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・見た目はほぼ同じだが

開封してみると、ビスケットの見た目はほぼ同じであった。中国オレオだけ、やや色が薄い気がしたが、日本向けの新&旧オレオは見分けがつかない。

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パカっと割ってみると、クリームのビジュアルも新旧はソックリ。中国オレオだけ、もろもろと崩れてしまい、濃いバタークリームみたいな雰囲気である。

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・食べてみた → 3種類全て違うという結果に!

さて肝心の味はというと……3種類とも、味も食感も微妙に違う!!!! その詳細は表にまとめたので、そちらをご覧いただきたいが、一言でいうと、

・旧オレオ → ビスケット:サクサク苦い、クリーム:甘め
・新オレオ → ビスケット:サクサク軽い苦さ、クリーム:さっぱり
・中国オレオ → ビスケット:ガリガリ硬くて甘い、クリーム:甘い

と、三者三様の味わいであった。同じものがひとつとしてない結果に! ちょっとコレは予想外だ。

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・同じ中国産なのに

とはいえ、その味わいの違いは、新オレオと旧オレオより、同じ中国産である新オレオと中国オレオの差の方が大きい。新&中国オレオは、同じ中国産にもかかわらず、味といい食感といい明らかに異なった。予備知識なしで、“本物” と “パチモン” と言われたら「そうかも」と思ってしまうほどの違いである。

それに対し、新旧は食べ比べて違いがやっとわかるという微々たる程度。同じく生産国が変わったリッツは異なる味だったようだが、オレオに関して言えば、「日本市場向けの改良」は、かなりイイ感じ。これで中国並にバリエーションが豊富になれば、最強のビスケット菓子になるかもしれない。期待である!

Report:沢井メグ
Photo:Rocketnews24.
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▼9月12日発売の新オレオ
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▼中国産でござる
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▼でも中国市場向けのオレオとは全然違った! むしろ旧オレオに近い

▼まずは3種類が登場だ。今後、中国並にバリエーションが増えるのだろうか? せっかくなのでイイトコどりをして欲しいものである
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