2016年9月1日をもって、ヤマザキ・ナビスコはなくなってしまった。同社は「ヤマザキビスケット」として再出発を果たすことになると共に、長年愛された「リッツ」、「オレオ」、「プレミアム」の生産を終了。これら3商品は、モンデリーズ・ジャパンが引き継ぐことになった。
悲しい! ヤマザキ・ナビスコで育ったオジサンの私(佐藤)には猛烈に悲しすぎる!! しかし、同じく悲しんでいる人に朗報だ。実は9月1日からヤマザキビスケットは、3商品のノウハウを生かした新商品「ルヴァン」の発売を開始したのである。旧リッツ(ヤマザキが作っていたリッツ)と食べ比べてみると……何コレほとんど違いがない!!
・商品棚にヤマザキビスケットの商品が
デイリーヤマザキに行ってみると、ヤマザキビスケットの商品を前面に打ち出した棚が設けられている。ルヴァンもその商品のひとつだ。まだまだ認知されていないので、強めの販売戦略をとっているのではないだろうか。
・リッツからルヴァンへ
私が訪ねたお店で見つけた商品は、旧リッツの流れを引き継ぐ「ルヴァンS」。そしてそのルヴァンを用いた「ルヴァンチーズサンド」。プレミアムの流れを引き継ぐ「ルヴァンクラシカル6P」である。
ルヴァンに関していえば、旧リッツと形状が異なる。旧リッツが丸であったのに対して、ルヴァンは四角形に近い八角形だ。角の部分が微妙にカットされているので、まあ四角と言えなくもない。
・味はかなり近い
食べてみると、この2つ、食感は限りなく近い! 味もよく似ている。それはそうか、日本で40年以上ヤマザキが作っていたものだから、味の流れを汲んでいて当然だろう。いくぶんルヴァンの方が、食感が軽く感じられる。
・ルヴァンクラシカルは見分けが付かないレベル
続いて旧プレミアムとルヴァンクラシカル。旧プレミアムが四角形であるのに対して、ルヴァンクラシカルは八角形。ルヴァンクラシカルの方がサイズ的に一回り小さい感じだ。
この2つを食べ比べてみると、「旧リッツ VS ルヴァン」よりもさらに味が近い感じがする! これはもうほとんど見分けが付かない。目隠しをして食べたら、絶対に間違えるレベルで同じような味だ。
今後モンデリーズ・ジャパンは、新リッツ・新オレオ・新プレミアムをバンバン打ち出してくると思うが、ヤマザキビスケットの底力の前に太刀打ちできるだろうか? とりあえず、ヤマザキ・ナビスコ世代の私は、同じ味を今後も食べられると知って安心した。さすがはヤマザキやで!
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24