いつも慌ただしく過ごしていると、「仕事も家事もせずに、毎日のんびりと過ごしたい!」なんて思ってしまう人もいるだろうが、目的もなしに過ごす日々は、きっと暇疲れしてしまうに違いない。

どうやら、それは動物も同じようで、毎日欠かさず自分の仕事であるかのように、郵便配達員から手紙を受け取ってくれるワンコがいるという。しかし、郵便がない日はワンちゃんの仕事がなくなってしまうので、配達員が即興で任務を与えているというのだ。そのワンコ宛の手紙が、なんともほのぼのとして素敵なので紹介したい。

・毎日郵便物を受け取ってくれる働き者のワンコ

豪ブリスベーンで、ある一家に飼われているゴールデン・レトリバーのピッパは、郵便配達員がやって来ると、毎日庭に出て来て手紙を受け取ってくれるのだとか。

しかし、郵便物がない日もある訳で、家の前を通り過ぎる配達員の気配を感じて、せっかく外に出て来たピッパに仕事がないこともあるのだ。そんな、喜々として自分の任務に勤しむ、働き者のワンコを気の毒に思った配達員のマーティン・スチュデーさんが、ちょっとしたアイディアを思いついたのである。

・ワンちゃんのために即興で仕事を与えた配達員が素敵!!

ある日、ピッパに渡す郵便物が手元になかったマーティンさんは、不在届の用紙に、「ピッパへの手紙」との言葉とハートマークを書き込み、ワンコに渡したのだ。

彼は自身のFacebookページに、その様子を写した画像を投稿しているのだが、ピッパは自分宛ての手紙をしっかり口にくわえ、日課としている任務を遂行!! この手紙は、ピッパに宛てられた初めての郵便物だったに違いない。

・飼い主も配達員の心配りに感謝しているはず!

ワンコが受け取って来た郵便物を見て、きっと飼い主は配達員の配慮に、ほのぼのとした感謝の気持ちを覚えたのではないだろうか。

マーティンさんのFacebookの投稿には、同じ職業を持つ人から、「僕も配達中に、たくさんの飼い犬と仲良くなったよ。いい話だね!」といったコメントが寄せられている。

やはり、毎日しなければいけない仕事があるからこそ、休日は「有意義に過ごそう!」と楽しめるのだと思う。ピッパの仕事を取り上げないよう、心配りをしたマーティンさんの思いやりある行動が、なんとも素敵である。

参照元:Facebook @Martin StuderMashable(英語)
執筆:Nekolas