とんこつラーメンをはじめ、明太子、うどん、もつ鍋など多くのグルメが存在する福岡県。ちょっとやそっとでは食べつくせないほどその種類は豊富だが、群雄割拠のグルメ戦国の中で変わらず高い人気を誇っているのが……実をいうと「餃子」である。
通称「博多餃子」。そう呼ばれるその特徴は、一口サイズでビールとの相性が抜群なところにある。そしてその中でも有名なのが「博多祇園 鉄なべ」というお店。ここは店名にもあるように、餃子が鉄なべに乗って出てくるのも大きな特徴だ!
・行列のできる有名店
博多区祇園町にあるこのお店は、開店前から行列ができるほどの人気を誇っている。私(筆者)が訪れた時も、開店前からズラリ。平日の夕方、しかも真夏の炎天下であっても、お客さんは正直だった。そして開店すると、威勢の良い店員さんがテキパキとお客さんを束ねていく。少し雑な感じがするものの、どこか昭和な感じがしてイイ。
いざ店内に入り、注文するのはもちろん焼餃子(1人前8個で500円)。店員さんが「1人前じゃ少ないよ!」と言うので、3人前(1500円)を注文した。しばし待つと、アツアツの鉄なべに一口サイズの餃子が美しく並べられて登場! その雰囲気だけで “ウマい” ことがわかるが、お味はいかに。
・胃袋が大歓喜
まずは一口パクリと食べてみると……おぉ……こりゃウマい! アツアツ餃子を食べ、ビールを喉に流し込むだけでもギルティだが、餃子のウマさも申し分ない。外はパリッパリで中は超ジューシー! 完全に楽園が見えた私の胃袋は大歓喜。脳がグラグラ揺れているような錯覚さえ覚え、次から次へ口に餃子を運んだ。
また、食べ方ひとつで楽しめるのもスゴくよかった。個人的には、酢醤油と柚子胡椒のコンボが決まり始めると、やめられないとめられないのループへ突入。気がついたら、焼きたての極上餃子をペロリと平らげていた。
・無限に食べられる餃子
ここの餃子を一言で表すならば、まったく飽きがこない餃子といったところ。この餃子であればいくらでも食べられる。そしてここの餃子なら飲み始め、2軒目、3軒目……どのタイミングで訪れてもバッチリではないだろうか。男性であれば2〜3人前は軽くいけるレベルなので、最初から多めに注文しておくのもアリだ。
・混雑不可避も行くべきお店
ただ、難点は有名店とあってお客さんの数がハンパないこと。夕方の開店前から行列ができるほどなので、ゆっくり腰を下ろして……という訳にはいかないかもしれない。とはいえ、その餃子は一度食べるべき。博多に寄った際は、同店へ行ってみることをオススメしたい。
・今回ご紹介した飲食店の詳細データ
店名 博多祇園 鉄なべ
住所 福岡県福岡市博多区祇園町2−20
時間 17:00〜23:00
休日 日祝日
Report:原田たかし
Photo:RocketNews24.
▼お店の外観
▼なんとギルティな組み合わせだろうか