歳違いの兄弟姉妹とは違い、やはり「双子だ」と言うと、人の反応が少し大きいように思う。一卵性双生児の妹がいる筆者は、自分がツインズであることを言うと、必ず「え! 双子なの!?」と驚かれるからだ。
それは人間だけでなく、鶏の卵でも同じではないかと思う。卵を割って黄身が2つ入っているなんて珍しくて、なんだか、得したような気分になってしまうからだ。そして、なんと1パック分の卵を割ったら、全部に黄身が2つずつ入っていたという青年が、話題になっているので紹介したい。
・二黄卵の確率は1000分の1!
滅多に起こらない出来事を経験してしまったのは、英エッシャー大学に通う17歳のトム・トセッティ君だ。週に、12個入りの卵1パックを平らげるという彼が、卵料理を作ろうとしていた時のこと。
1つ目の卵を割ると、黄身が2つ出て来て「おおっ!!」と驚いていた彼が、2つ目を割ると、はたまた黄身が2つ出て来るではないか! 黄身が2つ入った二黄卵(におうらん)の確率は、1000分の1だそうで、続けて黄身2つが出て来たら、滅多に起こることではないので、思わず嬉しくなってしまうに違いない。
・卵12個の黄身が全部 ‟ツインズ” だった!!
そして、トム君が3つ目の卵を割ると、またもや黄身が2つ顔を出したのである! こうして、彼が次々に卵を割り続けると、7個目まで全ての黄身が ‟ツインズ” だったことから、「もしかしたら、12個全部に2つずつ黄身が入っているかも!」と動画に収めることにしたのだ。
ここまで来て、最後の1個に黄身が1つしか入ってなかったら、かなりガックリ来てしまうだろう。緊張のせいか、少し震える手でトム君が最後の1つを割ると、飛び出して来た黄身の数は2つ!! まるで、大きな目標を達成したかのごとく、思わず歓声を上げてしまった彼の興奮が伝わってくるようだ。
・卵12個が二卵黄である確率は天文学的な数字に!
二黄卵の確率が1000分の1だとすると、トム君の場合は12個なので、‟0” が36個並ぶ澗(かん)という天文学的な数字になるという。澗とは10の36乗で、普段ではお目にかかることのない数字であることは間違いない。
きっと、トム君は宝くじでも当てたかのような気分になって、いつもよりも、いっそう卵を美味しく味わえたのではないだろうか。だが、天文学的な確率なら、「二卵黄の卵12個よりも、最高額の宝くじを当てたかった……」というのが本音かもしれない。
参照元:YouTube、METRO(英語)
執筆:Nekolas
▼1パック分の卵を割ったら「全部に黄身が2つずつ」入っていた!