毎日しっかり歯を磨いているつもりでも、いつの間にか虫歯になっている……そんな経験、皆さんもあるのではなかろうか? 最近では性能の良い電動歯ブラシなども数多く発売されているが、いくつか注意事項を守るだけで100円ショップの歯ブラシでも、ほぼ虫歯にならないという。
ズキッと眠れない痛みとは無縁、「口臭がキツい」とうしろ指をさされることもない。ということは、キスだってし放題だ! では、どうすれば虫歯を防げるのかお伝えしよう。
・肛門と同じ汚さ
歯医者さんの話によると、口腔内には様々な細菌がウジャウジャいて、以前の記事でも紹介した通り「肛門より汚い」という。それはどんなに手入れしても変わらないそうだが、虫歯になるリスクは抑えられるのでとにかく「歯を磨く」のが基本とのこと。具体的には以下の5つを守りさえすれば、ほぼ健康的な歯を維持できるそうだ。
・歯医者さんが教える5つの注意事項
その1: 歯ブラシは月1回買い替える
「歯磨きの仕方や頻度、歯ブラシの耐久性にもよりますが、通常1カ月ほど使用していると毛先が広がってきちゃいますよね。ハッキリ言って、それはもうブラシとしての機能が失われているので、いくら磨こうが意味ありません。即買い替えることを勧めます」
その2: 歯磨きは寝る前が重要
「強い殺菌作用がある唾液ですが、就寝中はそれが抑制されるので口腔内の細菌が爆発的に増殖します。したがって歯を磨くのにもっとも大事なタイミングは寝る前です。死ぬほどよく磨きましょう! 1日1回しか歯磨きしない人ならなおさらです」
その3: デンタルフロスを使う
「糸楊枝のようなもので、歯科医院に勤めるスタッフはだいたい使用しています。歯ブラシでは、どうしても行き届かない細かい部分をキレイにしましょう」
その4: 甘い食べ物を控える
「基本中の基本。甘い食べ物というより、糖分がNG! 虫歯菌が糖分から酸を作って歯を溶かします。特にチョコレートやクッキー、キャラメルなど歯にくっつき易いものには充分注意ですね」
その5: 3歳まで大人から虫歯菌をもらわない
「3歳になるまで大人が口にしたものを食べてはいけない、という噂がありますが概ね合っていると思います。母乳か粉ミルクしか食べられない赤ちゃんには、虫歯菌はほとんどいません。それなのに大人が使った箸やスプーンでご飯を食べさせたら……どうなるか分かりますよね? 軽くキスするくらいなら平気でしょうけど」
──以上である! 最後の項目はしょうがないとして、残りの4つは実践可能な防止法だ。虫歯0(ゼロ)でチュッチュッチュッチュッ、美味しい人生を味わおう!
Report:りょう
Photo:RocketNews24.