知ってそうでよくよく聞かれるとわからないビジネスマナー。これをちゃんと知っているかどうかで仕事に大きく差がつく……とは限らないが、知らないと気づかないうちに恥をかいていることも多い。社会人ならば、最低限のマナーは身につけておきたいものだ。
だがしかし、「そんなこと気にしてる人いるのかよ!?」というマナーが存在するのも事実。そこで今回は、社会人も知らないようなビジネスマナーをクイズ形式でお伝えしよう。
・Q. 円形お盆の正面はどこ？
このマナーを知ったのは、以前の記事でもご紹介したANAビジネスソリューションが行っている「接遇＆マナー研修」でのこと。講師の先生は木製の円形お盆の腹を見せて、私たちにこう問いかけた。
「このお盆の正面はどの方向かわかりますか？」
先生が手に取ったお盆は完全なる円でどこにでもある普通のもの。一瞬、お茶などを載せる側が前かと思ったが、それはどちらかと言うと「上」だ。その場の誰1人として、その問いに答えることはできなかった。
・社会人も知らない
講座が終わり、ロケットニュース24編集部に戻って数日がたった頃、「あんなの知ってる人いるのかな？」という疑問がムクムクと膨れ上がってきた私。同じ質問を編集部メンバーに投げかけてみたところ……
なんと、誰も知らなかった。「接遇＆マナー研修」に来ていた人たちも含めて、現在のところ社会人の正解率が驚異の0パーセント。
これはビジネスマナーの難問と言えるのかもしれない。あなたはお盆の正面が分かるだろうか？ なお、なぜそこが正面になるのかも併せて考えていただけると幸いである。気になる答えは次ページで！
執筆：中澤星児
Photo：Rocketnews24.
社会人も知らないビジネスマナークイズ / この円形お盆の「正面」はどこ？（その2）
私を含めて、周りの社会人が誰もわからなかったこの問題。分かったあなたは、社会人オブ社会人だ。それでは、研修で先生が教えてくれた答えをご紹介したい。
先生「木目の入った円形お盆の場合、年輪の中心をお客様に向けるのがマナーです。そのため、この円形お盆の正面は木目の年輪の中心方向となります」
マジかよ！ そんなマナーがあったなんてまったく知らなかった……。なお、ソーサーやお皿でも同様とのこと。へぇ～へぇ～!! 誰かにお茶を出す時、これを意識しておけば「よくそんなマナー知ってるね」と株が上がること間違いなしだ！ 相手が知っていればだけど。
堅苦しいイメージのマナーだが、知らないと恥をかくこともある。さすがにお盆の向きまで気にする人はいないとは思うが……職場の人間関係を円滑にするためにも覚えておいて損はないだろう。
執筆：中澤星児
Photo：Rocketnews24.
▼和才「全然わからん……」
▼社会人経験10年のりょうも知らない
▼シノミヤ「うーん……」
