今年、2016年はオリンピックイヤーである。ブラジルで開催されるリオ五輪で、一体どんなドラマが生まれるのだろうか? そういえば、最近イギリスが何かと話題になるのだが、4年前を振り返ると、ロンドン五輪も盛大に盛り上がった。特に開会式では、有名アーティストが続々と登場し、“音楽大国イギリス” を世界中にアピールしたのである。
そこで、今何かと話題のイギリスの有名バンドを独断と偏見でピックアップ。彼らの名曲をお伝えしたいと思う。イギリス国民の皆さんいも、できればこれらの曲を改めて聞いて欲しい。
【今聞きたいイギリス有名バンドの名曲ベスト5】
セックス・ピストルズ『Anarchy In The UK』
1970年代後半のロンドンパンクロックシーンを代表するバンド。バンドの名前は知らなくても、曲を聞いたことはあるという人も多いはず。彼らに影響を受けたバンドは計り知れない。1975~78年のたった3年で伝説となったバンドである。
1996年に再結成しているのだが、これがあまり歓迎されず、伝説のまま終わった方が良かったという印象も否めない。この曲は多くのバンドにカバーされている。
ブラック・サバス『Paranoid』
へヴィメタルに多大なる影響を与えたロックバンド。何度もメンバーチェンジを繰り返しながら、40年もの長きにわたって活動を続けている。若い人は、オジー・オズボーンがブラック・サバス出身であることを知らないかもしれない。この曲もまた、多くのバンドにカバーされている。
ザ・クラッシュ『London Calling』
セックス・ピストルズと同時期に活動したパンクバンド。その音楽性はパンクだけにとらわれることなく、活動を重ねるにつれ、レゲエやロカビリーなど、さまざまな音楽要素を取り入れていった。しかし、80年に入るとバンドはさまざまなトラブルをきっかけに失速。そんななか発売したアルバムは不評を買い、その後に解散することになる。栄光と凋落をたどったバンド。
レッド・ツェッペリン『Communication Breakdown』
世界的ロックバンドとして現在も活動している。1995年にロックの殿堂入りを果たし、2005年にはグラミー賞を受賞している、ロック界の大御所だ。最近盗作疑惑が裁判沙汰になり、ギタリストのジミー・ペイジが法廷で証言をしたのだとか。私(佐藤)はツェッペリンと聞くとこの曲が真っ先に思いつく。もしかして今のイギリスの人も、この曲を浮かべているのかも……。
クイーン『Bohemian Rhapsody』
最後に、これまたロック界の重鎮ともいえるバンドだ。1991年にボーカルのフレディ・マーキュリーが死去しているのだが、バンドは勢力的に活動している。日本ではフレディのフィギュアまで販売されているから、その人気は衰えることを知らない。彼らといえば、やはりこの曲だろう。曲のタイトルを知らなくても、一度は誰でも耳にしたことがあるはず。歌詞最後の一節をイギリスの皆さんに届けたい。
ということで、これからも音楽大国イギリスは、世界中に素晴らしい音楽を伝え続けていくことになるだろう。
▼セックス・ピストルズ『Anarchy In The UK』
▼ブラックサバス『Paranoid』
▼ザ・クラッシュ『London Calling』
▼レッド・ツェッペリン『Communication Breakdown』
▼クイーン『Bohemian Rhapsody』