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新年度を迎えてから、2カ月が経とうとしている。新入社員の皆さんはすでに職場に慣れただろうか? ひょっとしたら、飲み会や上司との付き合いの飲みにウンザリしているかもしれない。まして、酒が弱い人にとっては苦痛なのではないだろうか。

そもそもアルコールが身体に合わないという人もいる。しかしそれを説明するのは難しい。そこで参考になるのが、アルコールパッチテストだ。専用の道具がなくても、簡単に調べる方法があるので紹介しよう。

・バンソウコウと消毒用エタノール

この方法はサントリーのホームページに公開されているものだ。用意するものはたったの2つ。ひとつがガーゼに薬剤のついていないバンソウコウ。もうひとつが、消毒用エタノール(消毒用アルコール)だ。

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バンソウコウのガーゼ面にエタノールを2~3滴落とす。それを上腕の内側に貼って、7分待つ。そして7分後に、ガーゼの当たっていた場所の肌の色を見る。さらに10分後に同じ場所の肌の色を見るのである。

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・5人でテスト

当編集でこのテストをやってみた。テストに参加したのは、私(佐藤)と和才・サンジュン・原田・瓦野の5人である。私と和才、サンジュンはお酒が弱いと自負している。特に和才は、飲みに行っても基本は1杯。それ以上はあまり飲まない。佐藤とサンジュンはお酒を飲むと、すぐに顔に出るタイプである。一方の原田と瓦野はお酒が好きで、毎日のように飲んでいる。

・7分後、さらに10分後に確認

7分後バンソウコウを外した時に、肌が赤くなっていたら、お酒が飲めない体質。さらに10分後肌が赤くなっていたら、お酒に弱い体質ということになる。肌の色に変化がなければ、お酒に強い体質ということだ。

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・7分後

7分後にバンソウコウを外してみると、予想通り私とサンジュンは肌が赤くなっていた。弱いと自負する和才は意外にも赤くなっていなかった。原田と瓦野は肌色の変化がない。原田に至っては、バンソウコウの接着面は赤くなっているのに、ガーゼの部分だけが赤くなっていなかった。

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・その10分後

外してから10分経過。佐藤・サンジュンは赤いまま。外したばかりの時には、肌の色に変化が見られなかった和才も、ほんのりと赤くなっていた。

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この3人はやはりお酒が飲めない、もしくは弱いということになるのではないだろうか。

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・お酒は適度に

一方、お酒に強いと自覚のある原田と瓦野は、10分経過しても変化はなかった。

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なお、サントリーのページによると、飲み過ぎが問題になるのは、お酒に強い体質なのだとか。弱い人よりも、うかつに飲み過ぎてしまうのかもしれない。いずれにしても、お酒は適度に摂取し、適量で楽しく飲むのが良いのではないだろうか。これを参考にして、楽しいお酒を楽しみたいものである。

参照元:サントリー 「アルコールの代謝の体質が簡単にわかるパッチテスト
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

▼薬剤を使用していないバンソウコウに、消毒用アルコールを2~3滴落とし、7分間上腕の内側に貼る
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▼7分後に外して、ガーゼの当たっていた場所の色を見る。サンジュンは赤くなっていた
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▼佐藤も赤い
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▼和才・原田・瓦野は色の変化が見えない
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▼さらに10分後。佐藤・サンジュンは赤いまま
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▼和才も赤くなっていた
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▼原田は赤くなっていない
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▼瓦野も赤くなっていない。バンソウコウを貼った場所がわからなくならないように、マジックで2カ所に “点” をつけていたが、肌色に変化がなく、結局どこに貼ったのかわからなくなってしまった
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